劇場公開日 2013年10月26日

「ウーヴェ・ボル…」ZMフォース ゾンビ虐殺部隊 MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ウーヴェ・ボル…

2019年7月2日
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監督業から退いた形となってしまったウーヴェ・ボルが製作を務めたB級ゾンビ・アクション。彼の監督作はどれもこれもな完成度だが、本作もその仲間入りとなった。

公開された予告編を見る限り、なかなか期待できる仕上がりだったが、肝心の本編はと言うと、テンポの悪い、無駄な会話が極めて多い、いつもの彼の作品そのものだった。

どうも彼の関わった作品は、特に捻りも無いのだが、それにとどまらず波も無いように思える。それが原因で、ワンテンポのお経の如く脳を刺激され、睡魔に襲われる形となるのだろう。

限られた予算の中で暴れてやろう感は強く、ラスボス的存在のゾンビが大暴れする様は中々好きだ。原題を見る限り、本作には続編があるようだが、「超科学実験体 ゾンビロイド」という邦題がつけられた作品だ。本作を観てそちらも観たいとは思わないが、やや興味もあるものだ。そう考えると、居なくなってしまうと寂しいものだ。

ウーヴェ・ボル。なんとも、不思議な魅力を持つ表現者である。

Mina