劇場公開日 2014年3月1日

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「乱行という非現実感とリアルな空気感」愛の渦 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0乱行という非現実感とリアルな空気感

2019年5月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

顔も名前も知らずにとあるマンションの一室に集まり、夜通しの乱行パーティーを繰り広げる10人の男女を描いた作品。

服を着ている時間が18分30秒しかないという斬新なキャッチコピーで公開された今作。
SEXを通して明かされる参加者同士のヒエラルキーや本音など生々しい描写でエロ映画よりも人間ドラマ的な面が強い作品であった。

序盤の気まずい空気の中で徐々に関係を詰めていき、序盤に打ち解け始めた4人の男女と特定の相手とし続ける4人の男女の2グループ間で生まれるどことない不穏感がもう最悪で(褒め言葉)、マウントを取っていたはずの4人の男女も内輪で陰口が囁かされ始め、もう人間ってホントに最低で最悪で面白いと思った(性格が悪い笑)

主演は池松壮亮。
相変わらず俯きがちなニートの役が多すぎる笑
そしてそれがとても似合う笑。
ヒロインは門脇麦。
体も張ってるし、声も張っている。
快感ではなく、苦痛なのではないかと思うほどの喘ぎ声を見事に披露。女優魂や。。

中盤あたりで本来の目的通りに楽しんでいた新井浩文が池松壮亮に放った一言がとてつもなく刺さる。
この一言に大いに凹む笑。参加してたわけでもないのに悲しくなった笑。
さらにラストのシーンで心が失くなる。。
2時間分のドギマギ感を返しておくれ。。

オレ