劇場公開日 2013年10月11日

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「終わってみたら無駄シーンがなかった」トランス くりあさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0終わってみたら無駄シーンがなかった

2013年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

信じられるのは自分だけ。
でも自分も信用できない。
記憶が信用できないとなにが本当なのかさっぱりわからない。
少しずつ少しずつあきらかになっていく真相は、断片が埋まるたびに違う姿を見せる。

無駄のない展開、無駄のない演出、無駄のない小道具。
なんだこの無駄シーン、とか思ったのに、最後までみたら無駄シーンなんかありませんでしたという脚本の緻密さ。

こういうの好きなはずなんだけどなぁ。なぜかのりきれない感じがしたのはなぜだろう。
泥臭いキャラクター、泥臭い思考、泥臭い行動に対して、脚本が美しすぎるのかもしれない。
誰にも感情移入できなかったからかも。

緻密なミステリやサイドエフェクトが良かった人にはいいと思う。

くりぽん
ひでさんだよっ☆さんのコメント
2013年11月13日

ぼくのモヤモヤ感の理由がくりあさんの指摘でわかりました!
最後のシーンで、エリザベスがカッコよく「いただき!」ってやってくれて、彼女に対してやってくれたなー、って感情移入してシメ、という展開にしてほしかった。数々の名画群の名ラストシーンまでいかなくても、せめてルパン3世で峰不二子が最後にいただき、バイバーイの回くらいにはねー。物足らんかったです。

ひでさんだよっ☆