ロシアン・ブラザー
劇場公開日:2001年8月4日
解説
「フリークスも人間も」で注目を集めたロシアの気鋭アレクセイ・バラバノフ監督が、同作の前年に手がけたクライムドラマ。2年間の兵役を終えて帰郷した青年ダニーラは、故郷で仕事を見つけることができず、サンクトペテルブルクで暮らす兄を頼ることに。ところが兄はプロの殺し屋になっており、ダニーラも兄に勧められるまま闇社会へと足を踏み入れていく。主演は「コーカサスの虜」のセルゲイ・ボドロフ・Jr.。
1997年製作/ロシア
原題:Brother
配給:アップリンク
スタッフ・キャスト
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田舎出身の主人公が、兄を追ってペテルブルクにやってくる。そして危ない仕事をこなす内に、立派なワルに育っていく…。
ソ連崩壊後、90年代のロシアで新しい「英雄」の姿を見せつけた記念碑的映画。今ともソ連時代とも異なる、この時代にしか見られない異様な街の雰囲気が印象的。作中に流れる音楽も、街の雰囲気とよく合っている。
新生ロシアを知るために必見の一作。少なくとも雰囲気だけでも楽しめるはず。
2021年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
いつもCDウォークマンで音楽を聴きながら行動するダニーラ。レコード店では「ノーチラス」というバンドのアルバムにこだわっている。彼らのライブ映像もあるが、ロシア民謡とロックの融合のような音楽。労働者階級向けの歌詞だ。
兄にはダグラフ兄弟社を作ろうともちかけられるが、悪の道を突っ走る弟。軍隊上がりということもあって冷血無比の性格を如実に表す。「善人は殺さない」という信条や、ちょっとしたドイツ人の友人にも気を使う。
結局、兄との絆なんかはなかった。ダニーラよ、どこへ行くんだ・・・モスクワだけどさ。