劇場公開日 2014年10月4日

蜩ノ記のレビュー・感想・評価

全92件中、61~80件目を表示

5.0静かな映画

2014年10月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

最初から最後まで落ち着いている静かな映画でした
でもその中にたくさんのものがつまっていて頭から離れません
映像がとても美しく感動しました
ただただ純粋な気持ちで見られるとても美しい物語でした
日々の生活でふと思い出す、そんな登場人物です
もう一度映画館で見たいと思える映画でした

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Quinn

5.0忍耐という歴史。

2014年10月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

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ハチコ

3.5静かな壮絶

2014年10月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

理不尽な罪により、10年後の切腹とその間での主家の家譜作成が命じられる。
死ぬことを自分のことにしたいと生きる。この覚悟を淡々と生きる壮絶。慫慂と切腹に向かう男を静かに三つ指をついて送り出す妻の壮絶。覚悟を持って生きるって難しいですね。
割と原作に忠実に映画化されていると思います。

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こばりん

4.0武士ならば弱いものを守りなさい

2014年10月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

佇まいの良い作品だなぁ~。監督は小泉堯史氏である。
この人は山本周五郎原作、黒澤明監督の遺稿「雨あがる」を監督した。
僕は原作を読み終えた後、しばらく涙が止まらなかった。
ありふれた「市井の人たち」を映画作品として撮る。
しかし、ありふれたひとたちであっても、人の事を思いやる、弱い人の心に寄り添う。そんな生き方が出来る人は映画を撮る価値がある。
本作を観終わった後、小泉監督が表現したかった事が、自分の腹の奥底の方に、ストンと落ちてゆく。
後味が清々しく、美しい作品である。
どこかの国のエラい人が「美しいニッポン」と言った。
「ゲンパツ」とかいう「ホーシャノー」を垂れ流す「巨大湯沸かし器」は
「コントロールできています」と言いきった。
こういう人たちはきっと、「人の事を思いやる、弱い人の心に寄り添う」よりも「自分の出世を思いやる、そのためには、より強い人に寄り添う」のだろう。
そういう人たちに、この作品を見せてあげたいと思う。
まともな人間なら、きっと自分の生き様に「恥」を感じるだろう。
この映画の主人公のように三年先と言わず、今すぐ
「腹を召されよ!!!」
と厳に申し上げたい。
本作の主人公、戸田秋谷(とだしゅうこく・役所広司)は不祥事を起こし、三年後に切腹する運命を受け入れている。
今は自宅蟄居の身だ。その見張り役として、藩から命を受けたのが岡田准一演じる、壇野庄三郎である。壇野は、戸田の逃亡など、不審な行動がないかを常に監視する。しかし、壇野がそこで見たのは、同じ武士として、戸田が極めて尊敬すべき人物であったことだ。
彼は一つの疑問を抱くのである。
本当にこの戸田が「藩主の側室と一夜を共にした」という、驚嘆すべき大罪を犯した人物なのか?
やがて壇野庄三郎は、藩の根幹を揺るがすような事実を知るのだが………
この作品で特筆すべきは、何よりも美しい絵心だ。端正でしっとりとしている。しかし、決して浮つかず、がっしりとした「絵」をスクリーン上に投影させている。小泉監督は、黒澤明監督によって鍛え上げられた、いわゆる「黒澤組」出身である。本作の絵の美しさは、その黒澤作品を上回るのではないか? とさえ思えるほどだ。
かつて黒澤監督は映画の事を「シャシン」と呼んだ。
映像を、キャメラのレンズを通してフィルムに焼き付けること。その、なんとも手作業の感覚が、大切に大切に、小泉監督に受け継がれている感じがする。
スクリーンに映る、日本の風景。日本の家並み。そしてなにより、質素ではあるが、毎日の暮らしを丁寧に、丁寧に生きていた、江戸時代の「ニッポン人」そして「武士」の姿が印象的だ。
私は決して武士の生き方や、所作を美化しようとか、誉め称えようなどとは、これっぽっちも思わない。
「仏作って魂入れず」と言うたとえがある。
いくら武士として武術が優れようが、その所作が寸分なく完璧であろうが、関係ない。
自分より身分の低いもの、立場的に弱い者。そういった人たちに罪を被せたり、辛い暮らしを負担させたりする者は、すでに武士のココロを失っている。
「美しいニッポン」とか言っているエラい人や、どこかの大都会に「世界の運動会」を呼んだぞ!!と浮かれている人々よ。
武士ならば「弱いものを守ってこそ武士」である事をお忘れなく。

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ユキト@アマミヤ

4.0忍耐

2014年10月16日
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泣ける

悲しい

知的

忍耐について考えさせられた。やはり昔の日本人は所作に美しさがあると思う。どんなに理不尽なことでも、またどんな卑劣な事柄でも、受け入れて、時が来るまで耐え忍ぶ。そこに強く感動させられる美しさがあると思う。

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とってぃ

4.0自然の美しさが楽しめる

2014年10月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

季節をどことなく感じさせられる映画でした。周りの自然たちが美しかったです。静かな映画ですが、それを味わうことが醍醐味な映画だと思いました。

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なな

5.0日本人とはかくあるべき

2014年10月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

全編静かに流れる如く物語が進行してゆく
日本人の生き様というのがよく表現できていると思います
なかなか現代の日本人にはわかりにくい事柄ではあると思う
こういう映画を世界に発信していく必要が、あるかもしれませんね

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あっくん

3.0テーマが見えない映画

2014年10月13日
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悲しい

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星織音

4.0オススメです。

2014年10月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

公開二日目に、観て来ました。夜の回でしたが、お客は自分入れて4名だけ、あまりの少なさに、ビックリしましたが、実際、上映を、観ると、そんな心配も、吹き飛ぶ位に、映像美素晴らしく、役者の演技も秀逸で、作品として無駄の無い、今年の日本映画のベスト級な仕上がりでした。オススメです。

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東銀座

4.5秋谷の生き様に感服。

2014年10月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

秋谷のブレない姿勢に惹き込まれる。その根幹には、強い愛情が感じられた、妻、家族、村人、家老、それぞれに対する愛情の表現を使い分ける演技はサイコーでした。

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や

4.0やり通す覚悟

2014年10月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

一度決断したことをやり通す、主人公である秋谷の覚悟と、それを支える家族のあたたかさと哀しみが印象深い作品だった。

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ピエロ

4.5義を見てせざるは勇なき也

2014年10月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

直木賞を受賞した葉室麟の小説の映画化。
10年後に切腹を命じられた武士。その日まで監視を命じられた若き武士。限られた時の中で、日本と日本人の真髄を描く。

清く正しく格調高く。
派手なシーンは無く、淡々とした語り口。
何処までも品行方正で、かえって苦手な方も多いだろうが、自分にとってはドストライク。
秋見るに相応しい日本映画の秀作。

ロケーション、四季の映像、音楽、美術、所作から言葉遣いに至るまで、一つ一つが丁寧で美しい。
小泉堯史監督は、黒澤明からしっかりと時代劇の精神を受け継いだようだ。隅々に、本格時代劇のこだわりを感じる。
良作多い監督作の中でも、ベストに挙げられるだろう。

もはやあれこれ言う必要は無い。役所広司は、出演作品も演技も外れ無し。

岡田准一も引けを取らぬ名演。
歴史好きなだけあって、殺陣も所作も佇まいも見事。
それにしても、時代モノがよく似合う。
間違いなくジャニーズで演技力はピカイチだ。

原田美枝子と堀北真希はそんなに出番は多くない。
出過ぎず、控え目な立ち位置が当時の女性の姿を表している。

ストックホルムシンドローム…という訳ではないが、長く時を共に過ごせば、相手に情が移ってしまうのは必然。相手が高潔な人物なら尚更。
監視を命じられた筈が、切腹させられる真相を探り、救おうと奔走する。
その理由とは、何と理不尽。

理不尽なのは、村で起きたある事件も。
一人の少年が命を落とす。

よく時代劇の世界を古き良きいい時代だと言うが、これは語弊に思う。
藩の不正と隠蔽、百姓の苦しみ…この縦社会の不条理は、現代社会と何ら変わりない。
古き良きなのは、この時代に生きた人々の心にある。

師と仰げる者への礼節と忠義。
子は父を尊敬する。父は子を誇りに思う。
妻は夫を信じる。多くを語らず手を握り、夫婦愛が凝縮されている。
友の為に命を懸ける。
相手を思い、相手の為に何が出来るか。
一日一日死が近付き、目前にしながらも、誇り高く生きる。

義を見てせざるは勇なき也。
人の鑑となれるか。

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近大

3.5悲しいけどホンワカ

2014年10月12日
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泣ける

悲しい

悲しいだけのストーリーだと思い観に行きましたが、ホンワカし、してやったりの場面があり良かったです
後、岡田さんの剣技が素晴らしかったので見所の一つですね

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かやす

4.0深い…

2014年10月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

重く難しい話だが、暗くはない。今では時代劇にピッタリとハマった岡田准一、役所広司のダブルヘッダーに引き込まれる

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かくちゃん

4.0美しいです〜

2014年10月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

原作読んでいないのであの風景や屋敷の造作花ゴザの地域性が合わないんですが多分大分の杵築藩かなぁ 小笠原流の所作が美しいです
丁寧に作られた映画 農民の生活感 祭りなどもこういう時代劇には珍しい

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くるみ

3.02時間ドラマでもよかった

2014年10月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

テレビ東京の2時間ドラマみたい
ストーリーがイマイチ
役所と岡田は演技がうまいなあ
堀北が美しいのが印象に残った。
ポイントでタダで観てよかった
お金払って観たくないレベルでしたね

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西国

4.0とても美しい映画だった

2014年10月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

良かった。久々涙した映画。ストーリー的には特に目新しさもない時代劇にはありがちなストーリーだったと思うけど、映像はとても美しく、静かなそれでいて惹きつける何かがあった気がする。武士とは本来こうあるべき者みたいな。岡田准一の殺陣がとても美しかったし、演じ手の所作のとても美しかったこと。橋を持つ手、筆を持つ手、おじぎをする時の手の動き等細かい所まで丁寧に演じていたのがとても印象的だった。久しぶりに時代劇らしい時代劇を観たなあ。こういう時代劇をまた観たいと思ったわ。

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ごえもん

3.5見ごたえあり

2014年10月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

2時間を超える長編で見応えがあります。
武士特有の言葉のやり取りが理解できず、ゆったりした雰囲気もあって、前半は眠気との戦いでした。
理不尽な裁きに立ち向かう後半は、おもしろかった。
観た後に、当時の切腹について調べたいと思わせる作品。

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桃あめ

4.0役所広司、岡田准一の演技が◎

2014年10月8日
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悲しい

知的

難しい

主役ふたりの演技がすばらしかったです。
テーマは少し重めなのに、たまに少しコミカルな要素を感じました。
ただもっと面白そうとおもってたので、すこし損した気分です。

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ajun

4.0静かで上品

2014年10月8日
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知的

静かですが、俳優陣の底力で厚みのある良質な作品になっていると感じました。
華美な演出よりも実直な絵作りが好感をもてます。
季節の移ろいを丁寧に描くことで、説明的にではなく、観る者の心に直接クライマックスを作ることに成功しているのではないでしょうか。
被写体に対してまっすぐなカメラの構図も作品のテーマにマッチしていると思います。
一部不安定なズームアップがあったのが個人的に心残りです。
ジェネレーションギャップでこの時代の美徳を真っ向から良しとすることができません。
その中で、時代の流れの中で何を得て何を失ってきたか考えるのも、こうした作品を見る醍醐味ではないでしょうか。

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空猫