ブリングリングのレビュー・感想・評価
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きらびやか
セレブ相手の窃盗ということで、
出てくるブランドや服、靴、宝石、家、
その他もろもろが煌びやかでセレブ。
まだティーンの子達が彼女達セレブの家へ忍び込んで窃盗を繰り返す。
その目的は何なのか?
セレブへの憧れ?
非現実的でスリルある快感?
それとも自分という存在を証明したいからなのか。
おそらくどれも当てはまる。
ドラッグ、宝石、音楽、ダンス、ドレス、シャネル、、
アメリカのティーン達誰もが憧れる世界観なのだろうと思った。
若者の思春期に起こる憧れを犯罪という形で表した映画で、ある意味彼らは純粋なのかもしれない。
出てくる女の子がみんな美人で、特にクロエがかっこいい。
単純に楽しかった!
作品の意図とか、映画化した意味とかはよくわかんなかったけど、単純に若い頃って、悪いことをするのにわくわくして、どきどきして、まるで自分が特別な人間であるような気がして、馬鹿みたいに興奮して騒いでどうしようもないことが凄く楽しかったし、大人がみたらすごーく薄いと思う関係がその頃は全てで狭い狭い中で揺れたり葛藤したり正当化してみたりするもの。しばらくしてその頃を振り返っても何もなかったな、と思うのも然り、ただただその時それが楽しい、っていう感情で一緒になって観てしまいました!
ある意味凄い…
久しぶりに…ここまで「ペラッペラ」な作品観ましたわ!笑
いや、言っても娘コッポラ作品だけどね。
実話ベースの作品で、見せ場もなくそのまんま垂れ流すのは…
ある意味意表を突かれましたわ!涙
ハーマイオニーが可愛いかったので、☆+1を付けさせて頂きますが…
ニナガワといい、娘監督は限界なのかしら?
Paris Hiltonの家にはたくさんの贅沢が詰まっていた。スト...
Paris Hiltonの家にはたくさんの贅沢が詰まっていた。ストーリー云々ではなく、ただその若者達の実状を覗き見させてもらった。後悔先に立たずである。
盗人猛々しい。
この事件がニュースになった時のことを何となく覚えている。
確かP・ヒルトンがインタビューに応えていたような…。
今作を観て(当たり前だけど)嫌悪感を抱くことは然りだし、
ソフィアもそこらへんのことを加味して描いたんだろうけど、
ストーリーにもならない無軌道無機質なこういう若者たちが
今は当たり前に溢れているんだろうな…と思うとやたら怖い。
ちなみに監督の家はセキュリティはバッチリなんだろうか?
襲われたセレブ邸の「空き巣さんいらっしゃ~い♪」的な
ぞんざいぶりにはホント驚いた。窓は開いてるし、誰もいない。
どうぞ、何でも持っていって♪って感じだもんね~あれじゃ。
主人公?となる男子は地味な転校生で友達もいないことから、
早速一番性悪そうな女の子・レベッカに目をつけられる。
親友?じゃないだろ、窃盗仲間だろ?と思うほど付け込まれ、
セレブ邸への窃盗を繰り返す。そこへまた仲間たちが加わる。
ハリポタのE・ワトソンが仲間のニッキー役を好演しているが、
彼女の場合、賢そうな顔立ちから小賢しい悪人といった感じ。
妹のサム役、T・ファーミガの方がワルの丸出し感がアリアリ。
どちらにしてもどうしようもない連中の勢揃いなのである。
学校にも行かずに、毎晩のようにクラブ通い、パーティ三昧、
普段の生活からして庶民からはかなり程遠い気がするけど、
カラバサスでは毎晩こんなことが繰り返されているんだろうか。
どうしようもない事件に関わった連中を、どうしようもなく描く、
という点ではかなりリアルで観応えあるが、
やはり観る方がどこにも感情移入ができない(若者ならできる?)
ところから、やや視点が外れて、PTAのオバさん気分で観ていた。
それでも繰り返される窃盗に魅力がないので(宝石・時計を見ても)
こういう感覚は、こういう世界で育っていないと分からないよな~
ということになる。羨ましいこともなくて、ただのおバカ連中が
こそこそと豪邸に盗みに入っては、身につけて自慢しているだけ。
やがて自身の虚しさに気付く時がくるんだろうか…と思う間に
逮捕。裁判の一部と判決に至るまでを今作では描いているが…。
まったくもって同情の余地もない事件・出来事。
逮捕されてなお、自身を取り繕う女子たち(やっぱオンナだわね)
の本性の凄さには、男性陣が驚いてしまうんじゃないかな^^;
(キラキラしたけりゃ鉱山でも掘ってこい!なんて思っちゃうけど)
一瞬の快楽、一生の後悔。
今のSNS時代の若者を社会風刺的に描いた作品と言えよう。
映画の出来としては犯罪がテーマとしては少し、浅い。
POPなMV風に出来ていて、懺悔感が足りない。
もっと、リアル感出しても良かったのでは。
あまりに美男美女ばかり集めて作るから
その辺の若いあんちゃん、ねーちゃんが何の気なしに
犯した犯罪ってスリリングさが伝わらなかったのか。
まあ、でも最後には皆、有罪になって良かった。
罪は罪として裁かれるべき。
2人の年頃の娘を持つ身としては、全て親の育て方の問題
と声を大にして言いたい。
最近はバカ親が多すぎますから。
悪い友達にそそのかされて被害者です?
こんな言葉真に受けて弁護士雇う費用あったら
被害者に謝罪して子供を教育しなおしなさいと言いたい。
観た甲斐は有ったのだが何腹が立つ作品でした。
SELFIEな時代ならではの犯罪。日本の若者はショーケースに入っちゃったけどな。
SELFIEってなんで言葉、というかそういう行為、なんで流行ったんだろう、てちょっと考えればわかる。
FACEBOOKに自分の投稿をあげ、注目あびたい、自分をもっともきれいに、かっこよく、しかも手軽に効率的に撮ろうと思えば、そりゃ自撮るのが一番である。
でも自分をかっこよく、きれいに、クールに見せるには、最高のライティング、最高のアングル、そしてそれを飾るアイテム。
SNSに自分の行動をアップするのは自分がイケてる、または自虐的な行為、あるいは、ビジネスライクな、思惑があってのこと。
自分がどこどこのパーティに行く、なんてスッゲー言いたいけれど、それは逆に家にはいません、とアピールするようなもの。
ネットの普及が金のないおねえちゃんにブランド品の価値を教え込み、ブランドの揃え方、コーディネイトまで、実際に手に取らなくても可能な時代。
自分をネットで晒す(被害者、加害者ともに)、きれいな自分を「投稿すること自体」に満足するユーザー、何かクールな情報を提供しないと、周りに相手にされなくなるという危機感。
現在の誰もが抱えている便利さと平行に抱えているジレンマを、ありのまま、ごくごく普通の女の子たちが、その欲求にまかせて行動たら、不法侵入して、窃盗をしてしまっていた、という映画。
加害者はDQNなんかじゃなく、ごくごく身近にいる若者がありのままに行動を起こしたら、そうなったという映画なのだ。
すこーしもずれちゃいない。
だからこそソフィアはこの事件を映画にしたのだろう。
自分をかっこよく、キレイに、美しく、クールに、FACEBOOKにアップしたい、そりゃみんな一緒だ。ブランド品の知識が増えれば、さらに欲求は増す。そりゃみんな一緒だ。
ソフィアは、批判や皮肉で描いているのではなく、「イケてるごくごく普通の女の子たちが、ありのままに行動した」としか描いていない。むしろソフィアは彼女たちのその、ありのままの部分をしっかり描いており、彼女らの味方、ひょっとしたら同情すらしているのではないだろうか。
ストーリーを追っかける映画ではなく、彼女らが物色する姿、ブランド品を評定している姿、カニエ・ウェストをはじめとするラップやガールズポップを口ずさみながら楽しそうにドライブする、そういうイケてる彼女らが、ホントに言葉通り「ショッピング」をする姿を見て、うーん、日本の若者はそれじゃなくって、ショーケースに入っちゃったんだよなあ、とアメリカと日本の若者の実態を確認する映画としてみれば、何とも言えない気持ちになる。
でもこれはそういう映画だ。
面白い、というか興味深く見させてもらった。
底が浅い、もったいない。
ソフィア コッポラの映画を私はエッセイ映画と括っていて決して嫌いではない。しかし今回アィディアは良かったが、このテーマでは今までの彼女の手法では全然底が浅い!!思わず「浅っ!」とか声に出てしまった。最後のえげつなさが全く足らない。もったいない。私はキラキラとえげつなさの対比がみたいのだ!これが育ちの良い本物のお嬢様ソフィアの限界とするなら、今後はいつものように女子オシャレ世界を追求していく方がその世界観での第一人者になれるかもしれぬ。
ルポルタージュ的?
ソフィア・コッポラという個性より、セレブとアメリカの高校生の今をレポートされた方が面白いのか?というか、アンフェタミンを親から貰って朝から飲んでる時点でおかしいだろ!!アメリカ人大丈夫か?とツッコミを入れたくなりました。窃盗罪は重い罪ですし、高校生たちには更正して欲しいものです。
あっさり終わりました。
テーマが面白いんですが、もう一ひねりあったらなあと思いました。ただあったことを題材にして、映画化しましたという印象です。結局は映画化も少年たちを担ぎ上げるのに一役買っているわけですし。またソフィア監督も親の七光り的な所からはじめたわけですから、少年たちと重なる部分もあるとおもうんですが、その辺の監督なりの解釈があったら深みが増す気がします。
まあ、この淡白さがソフィアコッポラのよいところなのかもしれませんが。。。
映画そのものは普通に楽しめました。
ミュージックビデオのよう
女の子の欲?若者の事故顕示欲?とにかく、ひどく頭の悪いような感情がつまった映画なのに。鮮やかにおしゃれに描かれることで、爽やか青春映画のように、ワクワクさせる映画になっている。ソフィアコッポラが監督、セレブに憧れる少女、全てが結果的に皮肉で、ぞわぞわする。
DQN集団の顛末書
馬鹿なのか計算高いのか、堂々と罪悪感もなく住居侵入かまして泥棒稼業を繰り返す、実在したDQNティーンエイジャー集団の顛末を描いたっつー何やら弾けた一本です。
にわかには信じ難いっスよ。セレブ邸宅ってそんなにセキュリティ激甘なのかよ?ていう。盗り放題盗られたい放題じゃん!ていう。んー、でもまあ実際にあったって言うんだから疑いようもないんですが。
まあDQN達の勝率も本当のとこは100発100中って訳でもなかったんでしょうけどね。
で、これが現代社会の暗部、病巣なのかは兎も角、ソフィア・コッポラらしいというか、彼女のテイストが良く出た作品ですね。
前作『SOMEWHERE』からガーリーらしさはすっかりナリを潜めてるんですが、彼女独特の視点というか、情感たっぷりに熱い眼差しでキャラクターを見つめるでもなく、かといって俯瞰鳥瞰で無機質に突き放している訳でもなく。ソフィア映画らしい選曲のBGMとも相まって、ああ、紛れもなくこれはソフィア・コッポラの映画だなぁ、と。
ただ、彼女特有の映像感覚的な「淡さ」がないんですよね。どこかしら彼女の映画って「淡い」雰囲気が漂ってるんですけど、今回は画がカッチリしてたというか。いつもなら幻想感を匂わせてるのに、それがなかった。題材がそうさせたんでしょうか。
自分の中で、彼女の映画って「常に大傑作!」ではなくて「いつもスマッシュヒット」なんですよ。彼女も何ていうか、多分、敢えてその辺りを狙って撮ってるんじゃないかな、て気がしてます。ベストを尽くしてない、て意味じゃなくて。それが持ち味なんだろうな、ていう。
いつもそのスタンスだから、ソフィア・コッポラの映画は好きなんです。
ブランドジャンキーなLAティーンの青春‼︎
ハリウッドセレブのクローゼットから盗んで!盗んで!盗みまくる‼︎
道徳観の破綻から、好き嫌いが分かれそうな作品ですが、そこはソフィア・コッポラ、キラキラ☆です。ただ実話なだけに後半、破綻していく若者達の様子もちゃんと描かれていて病んだ現代の親子関係や人間関係を考えさせられます。
エマ・ワトソンはちょうど『ウォールフラワー』にも出演していますが、断然『ブリングリング』の方がリアルで魅力的!
観てる時はLAヤバイな…なんて思って観ていましたが、よく考えたら今のTOKYOもさほど変わらない。世界的にそんなものなのかも… そんな現代へのソフィアの警告も伝わって来る作品です。
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