アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影のレビュー・感想・評価

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3.5ドキュメンタリーとしては単純な出来

2013年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

だが、それ以上を求めるのも酷でしょう。
平凡だからこそ、押さえるところは押さえています。

彼の写真は、写真集が欲しくなるほど。すばらしく、孤独。
でも被写体はミュージシャンばっかだから、まとめて出すのはむずかしいでしょうね。

彼にとって孤独とは、飯の種。
それが前面に押し出されているので、彼の背中のショットが非常に多いです。
会話を断ち切り歩き出す背中は、彼が撮る写真のような孤独感が滲み出ている。
それでも、寂しさとは自分の世界を作るために必要なもの。

だからこそ、どんなに苦しくても、病気ではないしカウンセラーもいらない、と言います。
だって孤独がなくなったら、これから写真が撮れなくなって困ってしまうもの。

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いずる