プッシャー3
劇場公開日:2013年4月13日
解説
「ドライヴ」で知られるニコラス・ウィンディング・レフン監督のデビュー作「プッシャー」(1996)のシリーズ3部作完結編。老いた麻薬王のミロは、愛する娘の誕生日を祝うためパーティの準備に追われる。一方、同時に進めていた麻薬取引で手違いがあり、1万個のエクスタシーの錠剤が手元に入ってくる。借金返済のため急ぎで現金が必要なミロは、そのエクスタシーを売りさばこうとするがうまくいかない。追いつめられたミロは次第に狂気にかられていく。2013年、「プッシャー」3部作のトリロジーBOX発売にあわせて初の劇場公開が実現。
2005年製作/102分/デンマーク
原題:Pusher 3
配給:キングレコード
スタッフ・キャスト
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2017年12月10日
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プッシャー3部作で1番よかった。ミロがとにかく愛らしく一生懸命頑張ってた。あんなに絶対的だったのに、こんなに追い込まれるなんて。
ラドヴァンが出てきて、しかもレストランやってるのが嬉しかったー。
最後には俺も足を洗いたいという雰囲気で、自宅のプールを見つめるシーンがあるが、水がもう入ってないんだよー!みたいな。
こういう3部作って珍しい。
レフン監督の中でもダントツ大好き!
生涯でも10本に入るような大好きな映画でした。
2016年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
1、2と余裕ぶりを醸し出していたミロだが本作では主役になりトラブルに一人で立ち向かわなければならなくなりプライベートも忙しく世代交代の波もあり人生最大の困難に陥る。
おまけに娘も可愛くないしフタを開けたら仕事にも口を挟んでくる最悪な女。
ミロには人としての優しさに哀愁が漂っていて自業自得な展開だとしても愛らしいキャラで魅力がある。
三部作通してミロの本作が一番見せ所や物語の展開の進み具合にそれぞれのキャラと楽しめる。
ラストは持つべきものは友だと思い知らされる。
プッシャーというか元締ディーラーのミロのビジーワークショップな1日。ミロは断薬会に出たり、娘の誕生日パーティーの為に60人分の料理用意したり孤軍奮闘するんだけれど、娘は最低だし、ほんと娘は最低だし、新興のトルコ人ディーラーの手下のアルバニア人には給仕させられるし、ポーランド人のピンプにはスピード鼻から吸わされるしで、色々大変で、ジャンキーに戻って、八仙飯店的な展開になっちゃうブラックコメディ。レフン印のトンカチ撲殺とか、解体とか、ヘロインをタバコに詰めて吸うとか、過渡期っぽいけど良い感じ。