劇場公開日 2013年8月17日

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「マイ・フェア・“タイピスト”レディ」タイピスト! 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0マイ・フェア・“タイピスト”レディ

2016年2月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

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田舎から秘書を夢見て就職するもクビを言い渡されたローズ。
クビを逃れる条件は、タイプライターの世界選手権で優勝する事!

何とお洒落でロマンチックなフレンチ・コメディ!
50年代テイストの美術、衣装、音楽、そして雰囲気がほっこり。
見てて、ハリウッドの50~60年代のロマンチック・コメディを思い出した。
最近のハリウッド・コメディは下品なものばかり。
古き良きのあの作風を、フランス映画が蘇らせてくれた。

デボラ・フランソワに首ったけ!
もうとにかくキュートで魅力的!
はっきり言って演じたローズはドジッ娘。大事な書類をシュレッダーにかけちゃってシュレッダーをも壊しちゃうなんて漫画かい!
でも、タイプを打つ速さなら誰にも負けない!
面接でタイプを打ってたらあまりの速さに肩の服がずれ落ちるなんて…堪らん!
私が上司だったら、ハイ、即採用!
そう、ローズがコケティッシュなのである。
デボラ・フランソワが何だかどんどんエマニュエル・ベアールに見えてきた。
垢抜けない女の子がレッスンで洗練されていって、恋も成就する。
さながら、マイ・フェア・“タイピスト”レディ。
中盤辺りの唐突の大胆ラブシーンには、ちょっと意表突かれたが(^^;

タイピスト決戦はかなり白熱。
タイプ打つだけなのに、まさかここまで熱くさせられるとは!
自分はタイプライターを打った事は無い。
パソコンと単純比較は出来ないと思うけど、あの速さは驚き!
たかがタイピスト、されどタイピスト。
タイプを打つ音が心地良い。

人それぞれ必ず何か才能がある。
それはどんなものでもいい。
勉強が出来るとか、スポーツ万能とか、勿論タイプを打つのが速いでも。
その才能がアナタを魅力的にする。

近大