家族の灯りのレビュー・感想・評価

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家族の灯り

劇場公開日 2014年2月15日
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敷居が高過ぎた境地

2015年に106歳で亡くなるまで現役最高齢だったポルトガルの名匠マノエル・ド・オリヴェイラが、2012年103歳の時に手掛けた作品。
まず目を引くのが、映像。
カメラを固定した構図、薄暗い室内で眩い輝きを放つランプの灯り。
絵画のような美しさ。
舞台はほぼ室内、登場人物も最小限、ストーリーもシンプル。
無駄を削ぎ落とし残ったものこそ、長老が辿り着いた芸術の境地。

でも自分には、敷居が高過ぎた。

近大
近大さん / 2016年12月7日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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灯りの影 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

冒頭の海のシーンで、あれっ?となる。

人物・手前の錨・奥の船・さらに奥の海の向こう、それら全てにピントが合っている。映画作法をあえて無視した、違和感のある絵作り。
オリベイラ監督、百歳をこえてなおアバンギャルドやっとるなーと思う。


劇中、ほのかな灯りが室内を照らす。
灯りがあるところには影ができる。

原題「ジェボの影」。

ジェボ(主人公の老人)にとっての影とは何だったのだろう?

他人から預かった金なのか?(分配されない富・停滞する経済)

何も知らぬまま愚痴をたれる妻なのか?(無知)
閉塞を打ち破ろうと勝手に出て行く息子なのか?(革新)
現状を憂いマリア像を仰ぐ義理の娘なのか?(信仰)

オリベイラ監督は、その100年の生涯で、それら全てを見て経験したのではないか。停滞するポルトガルの経済も、無知な民も、それらを打破しようとする革新も、何もかも。

それで何か変わったのか?それとも変わらなかったのか?

独りの老人に起きる出来事は、劇中に降る雨のように避けようがないのか。
雨が最後は海に辿り着く摂理のごとく、運命には逆らえないのか。

ラスト、罪を被るジェボに、室外の強い光が当たる。
運命を受け入れた「諦観」よりも、「力強さ」を感じたのは何故だろう。

受け入れ、それでも尚、生きていく意志だろうか。


老人のジェボと若い息子。
ジャンヌモロー、クラウディアの若き日の残像と、この映画に刻まれた彼女たちの「老い」。

若さと老いの対比が印象的な映画だったなと思う。

過ぎ去った「若さ」への郷愁より、行き着いた「老」の方に迫力を感じた。悔しかったら此処まで来てみやがれ的な。

小二郎
小二郎さん / 2015年6月25日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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家族の誇り。

現役最高齢105歳の巨匠マノエル・ド・オリベイラの新作。
まるで定点観測するかのようにカメラは動かず、灯りはランプ。
外舗道にガス燈も見える。これは絵画か或いは神話の世界か
と迷う空間に、観客が取り残されるか一緒に漂うかの選択を
強いられるような作品だが、妖しさだけは艶かしく潜んでいる。
C・カルディナーレとJ・モローが並んでいるだけでも世界遺産。

ハチコ
ハチコさん / 2014年8月18日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:映画館
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最後が…

映像は綺麗で見入りました…
ストーリーも面白かったですが、結末がえー‼︎ と思ってしまいました……
映像や流れるような構成は好きです…

an
anさん / 2014年6月24日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:-
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高尚過ぎる。

これを「素晴らしい!」「まるで絵画のようだ!」と絶賛したり評するには、自分の感性はまだまだ成熟していませんでした。

ストーリーは分かりますよ。展開も単調でよく分かります。

どうしようもない息子に翻弄される『老夫婦』と、その息子の『嫁』三人を中心にした会話劇です。自分の置かれている立場、身の上、苦悩、全ての状況をキャラクターが丁寧に抜かりなくきっちりと語ってくれるので、話に付いて行けないということは全くないです。ないのですが、如何せん面白がり方が分からないのです。
一応、息子も登場するのですが、彼はトリックスターの役目であって、要するに言ってしまうと『老夫婦とその息子の嫁の三角関係』のお話なんですよね。いや、実際にジェラシーの炎を燃やすとか、性的な関係がどうとか、そんな話は一切出て来ませんよ。でも、もう明らかにそうなんですよ。義父と義娘が会話しながらもう凄いんですよ、スキンシップが。熟年夫婦でもようやらんわ、てぐらいにお互いの手を絡ませちゃったりして。
でね、これを面白がれ、と言われてもキツいんですわ。
何て言うんでしょうか。一言で言ってしまうと「高尚」ですかね。三角関係が高尚ってのも、おかしな話ですが。
えー、ですから、きっとこういう映画を真っ芯から自分が楽しむには、もっともっと沢山の映画を観て勉強しないと駄目なんだな、と痛感いたしました。

ん~いやぁ~それにしても、小津安二郎も真っ青の動かない絵づらのオンパレードだったなあ。オイラのポケットには大き過ぎらあ。

ロロ・トマシ
ロロ・トマシさん / 2014年5月7日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 寝られる
  • 鑑賞方法:映画館
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  • 共感した! (共感した人 0 件)

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