劇場公開日 2013年9月13日

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私が愛した大統領のレビュー・感想・評価

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3.0リンカーン、ワシントンに次いで人気の高いF・ルーズベルトの裏話

2020年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 世から隔絶されたかのような田園風景。禁酒法を和らげ、世界大恐慌をも乗り越えた大統領も小児麻痺からくる身体障害で車いす生活。でも車は運転する!当時に足を使わないで運転できる車があったことも驚きだったが、「ホットドッグ外交」と呼ばれる会談がこんなのどかに行われていたのかという事実も知らなかったよ・・・

 『英国王のスピーチ』でも有名になったジョージ6世の治世だったイギリス。ドイツとの開戦も間近で、アメリカの助けを求めるために初めて渡米。作品を観る限りでは、その前のプールで一緒に泳いだときに心は通っていた雰囲気でした。

 国王が泊まる部屋には米英戦争時の風刺画が飾られたりしていたことも面白かったので、不倫がどうのこうの言われてもピンと来ない。とにかくホットドッグが食べたくなる作品でした!

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kossy

2.0よくわからなかったが…

2018年11月3日
iPhoneアプリから投稿

盛り上がりはなく、何を描きたいのかも不明なストーリー。演じる俳優にも魅力を感じないからただただ退屈。

ヒロインは、美人である必要はないが、存在感なりその女優が演じる必然性がないと映画の魅力を半減させると思う。

デイジーを演じた女優さんは(名前を調べる気にもならない)他の作品で見かけても嬉しくならないだろうし、そもそも気づかない気がする…

が、「英国王のスピーチ」なんかよりよほど、ジョージ6世と妻のことがよくわかった。(史実かどうかは別として)

デイジーと大統領のドライブの際、画面いっぱいに広がる風景がとても美しかった。

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くー

3.0私の知ってる大統領の秘話

2016年3月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

知的

1933年から45年まで任期を務めた第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの秘話。
ある意味これは暴露話でもあった。

小児麻痺で車椅子。
小児麻痺は知らなかったが、車椅子なのは確か「パール・ハーバー」でも描かれていた。
しかしこれは当時は多くの国民には知られていなかったという。

同性愛の妻、うるさい母、秘書の愛人…。
そんな中で唯一の安らぎは、従妹のデイジー。
デイジー亡き後発見された日記を基にされているらしく、本作のメインエピソード。
デイジーとの秘められた関係…。
現職大統領の不倫愛。
世が世なら、一大スキャンダル!
ベ○キーさんもゲス○さんもびっくり!
当時のマスコミは寛容で、これも一切伏せられていたとか。
大統領の不倫愛と言うといつぞやのクリ○トン氏のドロドロ劇を思い出すが、こちらは下世話ではなく一歩踏み留まるような描かれ方に好感。
まあ、実際はどうだったかは分からないけど。

邦題からすると、二人の秘恋ストーリーのようだが、もう一つメインに描かれるのが、“ホットドッグ外交”と言われる“英国王のスピーチ”ジョージ6世との会談。
来る開戦に備え後ろ楯が欲しいジョージ6世はアメリカを訪問。
ルーズベルトは人里離れた田舎に招き…。
正直、こちらの方が興味惹かれた。
初老の大統領とうら若き国王。
酷い言い方をすると、小児麻痺の車椅子の大統領と吃音持ちの国王。
アメリカとイギリス、長年のしがらみもあり、周囲はチクチク棘を刺す。
二人が執務室で互いの障害も包み隠さず、腹を割って話すシーンは秀逸。
両国にとっては歴史に残る出来事だが、日本のそれからを考えるとちと複雑…。

ビル・マーレイが巧演。
狂言回し的立ち位置のデイジー役のローラ・リニーの好演や、取り巻く女性たちの個性が光る。

秘話として見れば面白い。
でも一本の映画としては少々あっさりして深みに欠けた。

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近大

2.0浮気性な大統領のお話…。

2013年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

ゴーストバスターズのビルマーレーじゃん!と予告予告編でみせられ、思わず興味を持ちました、この作品。
英国王やら愛しいいとこのデイジーやら興味深い打ち出しでしたが寝ました…ところどころ。
デイジー視線でお話が進むからなんか妙にすべてが中途半端感があるのかしらん。英国王とのやり取りとかもっと突っ込めが良かったのにな。
俺にはただの浮気しょうなエロ親父さんのお話しにしか読み取れなかったですよ…。

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peanuts

3.5外交と内交、どちらも手回しがいい

2013年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

萌える

第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルト。任期は1933〜1945年までの長きに渡り、世界恐慌や第二次世界大戦といった激動の時代を治めた人物だ。

困難な国政を乗り切る一方で、プライベートな時間を積極的に愉しむ姿が見られる。そのお相手が従兄妹のデイジーだ。質素だが賢く癒し系のデイジーとともに過ごす時間が増えていく。大統領の求めにいそいそと出掛けて行くデイジーを演じるローラ・リニーの笑顔がいい。この二人の関係の行く末が話の中核になる。

ドイツとの開戦が避けられない状況の中、イギリスの国王ジョージ6世夫妻を自邸に招くエピソードが最大の見せ場。
若い国王を手のひらの上で転がすしたたかな外交手腕を見せる。
ルーズベルトの思惑が読めずに苛立つ国王夫妻を演じるサミュエル・ウェストとオリビア・コールマンが上手い。

ルーズベルトにはビル・マーレイ。コミカルな演技が多いビル・マーレイだが、気の良さそうな顔の下に公私共に思い通りに事を運ぶしたたかさを隠し持つ一人の男を、まさにしたたかに演じ切った。

今のようにパパラッチもおらず、記者団との間には暗黙のルールもあって、人気もあったルーズベルトは好きなように振舞ってスキャンダル騒ぎとは無縁だったようだ。
そんなルーズベルトも、どうやら母親の影響力は大きかったようで、ここでまた顔色を窺わなければならない女性がひとり現れたことになる。

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マスター@だんだん

2.0焦点がボケて、中途半端な内容。

2013年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

アメリカ政治史上、唯一大統領4選を果たしたフランクリン・デラノ・ルーズベルト(FDR)。彼=FDRが“強い”女性に囲まれていた事も有名な話ですが、その“強い”女性に囲まれたFDRが、数少ない心許せる相手だったのが、従兄弟でもあったマーガレット・サックリー。この作品は、そのマーガレット・サックリーの日記やメモ・手紙を下に、マーガレット・サックリーとFDRの関係を描いた作品。時期的には、1939年5月~6月の英国王ジョージ6世北米訪問を描いている。

う~ん。評価に困りますねぇ。駄作とまでは言いませんが、それ程、評価できるわけでもないです。ジョージ6世の北米訪問は、当時のアメリカの厭戦気分を和らげる必要があった非常に重要な訪問だったので、それだけでも、映画になりそうな内容なんですが、それを、デイジーと言う人物の目で描いているために、FDRとデイジー(及び、その他の女性)との不倫の話なのか、世界政治的に難しい駆け引きを描いた話なのか、焦点がボケてしまっています。FDRとデイジーの人目を憚る関係の話しなら、そこに集中すればいいのに。

FDRが、ポリオで下半身が麻痺していて歩くことが出来なかったというのも、今では非常に有名な話。この映画では、しっかりとその辺りの事も描かれています。マスコミは、FDRが準備できるまで写真を撮ったりすることがなく、殆どのアメリカ国民は、FDRが下半身麻痺だったということを知らなかったと言うのは、非常に驚きます。まだ皆が大人だった時代と言う事ですよねぇ。当時はテレビが無かったから、そういう事が可能だったとも言いますが、『人の口には戸は立てられぬ』と言う言葉もあるんですが、その時は、その事については、人の口に戸が立っていたんですね

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勝手な評論家

3.0有名人の裏側、ちょっと覗いて見たいと思いませんか?

2013年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

知的

私には、前から大きな謎だったのだが、政治家や、芸能人には何故スキャンダルダラスな話題が多いのか?
「この人の陰に、あの人有り」と言う具合に、必ず歴史に名を残す様な人の陰には、影の存在がいるものだ。
この映画も32代目米大統領である、フランクリン・ルーズベルトの陰の存在、決して表舞台に登場しない人間の側から、大統領の素顔を眺めてみると、どんな人間像が浮かび上がるのか?
そんな一般に知られている側面とは異なる、素の人間像がよーく見えて来て面白いものだ。
しかも、1920年代の世界恐慌の後、米の貧困層の救済を行った事で今尚高い評価を得ている人気の大統領ルーズベルト。
彼の大統領任期は、1933年から1945年迄と、第二次世界大戦を挟んでいた事で異例の4期連続当選の大統領だ。今では連続任期2回迄となっているのはみなさんご承知の通りだ。

この映画の面白さは何と言っても、「ノッティングヒルの恋人」を監督したロジャー・ミッシェルのちょっとしたユーモアのセンスが光るのだ。
英国人らしい、ウイットに富む人物の描き方に、クスクスと笑いが思わず、漏れるような、楽しさがある。
「ノティングヒルの恋人」と言う作品は、日本では絶大な支持を得ているオードリー・Hの代表作の「ローマの休日」を現代版にしてリメイクし、あの名作を新たな面白さでヒットさせた監督だ。
このロジャー監督は、外交官の家庭に生れ、世界を転々としながら育っているので、多くの異文化を幼少から体験している為か、それぞれの人物の特徴を描き出す演出が巧い!

そして、数年前「英国王スピーチ」が大ヒットした事で、ジョージ6世の人間像は日本でも有名になったが、この作品の中に於いても、ルーズベルト大統領と英国王の友情物語が克明に描かれていく。
こんな所も、外交官の息子だったと言うロジャーさんならではの、演出が楽しさを増していました。
どんな人にも、心の内を正直に遠慮なしに話せる人物がいたら、その人は幸せに暮らせる事だろう。
ルーズベルトも例外ではなく、親戚のデイジーの存在が有り救われていたようだ。
この映画ではルーズベルト大統領が、激務の生活の中で、ほんの少しだけ、安らぎを得たその時間をユーモラスなエピソ-ドで綴って行く。
アメリカに於いて、第二次世界大戦中、日系人の強制収容所を作り、収容所に送り込んでいた事で、彼に対してあまり良い印象を持っていなかった私だが、この作品に因って、また彼の新たな面を知る事が出来たのは、とても面白かったと思う。

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ryuu topiann