劇場公開日 2013年4月27日

  • 予告編を見る

「 ありふれた難病モノといった雰囲気だったが、どこか自然に感ずるもの...」17歳のエンディングノート kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 ありふれた難病モノといった雰囲気だったが、どこか自然に感ずるもの...

2019年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ありふれた難病モノといった雰囲気だったが、どこか自然に感ずるものがあった。ゾーイ(カヤ・スコデラーリオ)が妊娠して「堕ろしたい」と言った時のテッサの反応とか、無邪気すぎて失言があっても愛おしくなるような弟君だとか、父親の異常なまでの病気に対する熱意とか・・・

 隣のアダム(アーヴァイン)といい感じの仲になったときにも、デートする直前に大量の鼻血を出してしまったテッサ。その光景を見たアダムがびっくりして腰砕け状態になったことや、治療に無関心だったママ(オリヴィア・ウィリアムズ)がおたおたしながらも病院に連れて行くシーケンスが何とも現実味あふれていた。いよいよ残りの命がわずかとなったときも、黒人看護師が現実と夢がわからなくなるといった説明なんてのもリアリティがあった。

 町中に“TESSA”と落書きしまくったシーンも印象的だけど、あとから消したのかな?と気になってしかたがなかった。

kossy