劇場公開日 2013年5月31日

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「おうち-189」イノセント・ガーデン かいりさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0おうち-189

2019年11月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

そこらへんのホラーより怖いし
そこらへんの官能小説より変態。

凝りに凝ったカメラワーク、光と影、パーツだけを映す、音楽、息遣いetc
仲良くなったら裏切られそうな、仲良くなったと思い込んでたのは自分だけだったってなりそうな登場人物たち。
この独特な世界観、好きです。
ウェントワース・ミラーと、パク・チャヌクの才能と狂気と変態(褒めてます)を感じる。
そしてマシュー・グード演じる、絶対何かありそうな、主人公の父の弟の雰囲気がもうね、怖いわ。
やっぱ可愛い系イケメンが一番怖いんだって←

主人公の父が亡くなってから、消息不明だった父の弟が急に現れ、滞在するうちに、様々な変化が、、、という設定ですが、もちろんこの弟が不気味というのもあるけど、それ以前に色々問題があった感じがする主人公家族。
早々と父殺害のネタバラシをするけど、動機(後々解明)、なぜそんなところに隠した?に関してはスルーするくせに、
この映画はどんな話になるんだ?と考えさせられながら、
とある登場人物の行方に関してはほったらかしだし、もきもきしながら鑑賞させられるドM向きな作品。
そして最後の最後まで、狂気。
夢中になって、洗脳されていく。でも自分は気づいているのに止められないし、止まらない。もはや自分の意思になってしまっているから。

鑑賞後、なぜかため息が出ました。

かいり