劇場公開日 2013年6月8日

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「評価低いですな」エンド・オブ・ホワイトハウス うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0評価低いですな

2021年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

洋画の凋落もあって、日本ではもう一つ人気のないジェラルド・バトラー。私は好きな俳優です。まだ3作しか見ていませんが、今のところ、ハズレなし。
さて、本作の感想ですが、総論「面白い」でも、細部では「??」突き詰めていくとリアリティーに難アリといった所でしょうか。
良かったのは、戦闘シーンのリアルっぽさです。あくまでもそれっぽいというだけで、実際の戦闘があのように進むのかはわかりませんが、確実に頭部を撃ち抜く射撃など、容赦の無い攻撃に、迫力を感じました。
主役のバトラーは、戦闘マシーン並みに強いのに人間くささが随所に出ており、独自の存在感でした。

逆に、難所は、全体を通してのストーリーの粗さですね。
例えば、大統領警護に、すんなりテロリストがなれてしまうことや、冒頭の自動車事故の起き方、大統領と、周辺の要職が若すぎること。
そして、輸送機がホワイトハウス周辺を攻撃して撃墜される流れは、まんまカットしてよかったのではと思いました。そうすれば、主人公はホワイトハウスの危機をほかの形で知る必要が出てきますし、大統領が地下に避難する件も別件でと、なりますが…いくら非常事態とは言えども、大統領と、他国の要人が同じシェルターに避難することがあるのかな?と、そこは疑問にも感じました。
その分、大統領の息子が、危険を察知して、隠れるシーンを追加して欲しかった。

2013.6.9

うそつきカモメ