劇場公開日 2013年9月28日

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「賛否両論の差が激しかったですね。」謝罪の王様 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0賛否両論の差が激しかったですね。

2017年9月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

笑える

あの有名女優も、あの大物政治家も、あの名作映画も、そして、あの幸せの王国もパロディにして笑ってしまおうとする小ネタに関しては、すこぶる快調だったけど、『テルマエ・ロマエ』シリーズと同じように大ネタに取り掛かると一気に失速してしまう。
クドカンによるオリジナル脚本は社会風刺や、ブラック・ユーモアなどを取り入れ、各エピソードが少しずつ繋がっていくと言うアイデア自体は悪くなかった。でも、それが大きな笑いや感動に転化されず、中途半端に終わってしまった感じがする。酷な言い方をすれば2時間以上も費やして何も描けていなかった。
日本の現代社会(特に芸能界と政界!)において、謝罪とは全国民が求めるパフォーマンスの一種となりつつある。
もうこれは謝罪ショーと言う名の見世物だぜ。
そんな喉元過ぎれば熱さを忘れるような日本の悪しき風潮に、もっと鋭く斬り込んで行って欲しかったと思うな。

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みつまる。