劇場公開日 2013年4月6日

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「これまた鑑賞前のイメージと違っていた・・・」君と歩く世界 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0これまた鑑賞前のイメージと違っていた・・・

2013年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

マリオン・コティアールが主演で、涙ボロボロを期待して観に行ったのに肩すかしを食った感じ。プログラムに寄れば、同じ作家の短編二つを一つの映画にしたとのこと。マリオン演じるステファニーの話も重要なパートに違いないが、あくまで主人公はシングル・ファーザーのアリだと思う。冒頭もアリの描写から始まるしね。アリに関わる人の一人がステファニーなのにすぎない。育児放棄気味の大人になりきれない男が主人公なのだ。共感されることを拒否しているような人物で、観ているこちらも何を考えて生きているのか理解できなかった。子どもは可愛くないわけではないが、いつも面倒をみることまではできず、自分の欲望に走ってしまう父親。結局監督は何を描きたかったのだろうか? 私にはわからなかった。ステファニーの話だったら、挫折からの再生でわかりやすかったと思うのだが・・・

瑞