劇場公開日 2013年12月7日

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利休にたずねよのレビュー・感想・評価

全27件中、1~20件目を表示

3.0秀吉をもうちょっと・・・

2021年8月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 千利休の切腹の朝から始まり、20年前、10年前と遡って信長(伊勢谷)や秀吉(大森南朋)との関係を描いた手法。後半は高麗の女(クララ)との関係を描いていた。

 海老蔵の演技力はすごく良かったのに秀吉役の大森南朋が興ざめするくらい全然ダメ。現代劇では演技派だと思っていただけに残念だ。

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kossy

3.0興味深い

2020年12月26日
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物静かで美しい佇まいの利休に、傲慢そうだけど魅力的な信長、前半はすごく惹きつけられた。
でも利休の若い頃の話になってからが長すぎると感じた。

中谷美紀は美しさを追求する利休が選んだ妻として非常に納得のいく上品さだった。

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おこげ

2.5どこを削るかが難しい

2020年9月26日
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美しいものを追求した姿勢は伝わってくる。俳優によって印象のばらつきが大きいのが残念。登場人物を大胆に絞ってくれれば、静かな良作だったかも。

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Ironout22

3.0赤星か鳥谷にたずねよ!

2020年9月4日
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予断ですが、海老蔵をみると茶器が灰皿に、茶がテキーラに見えてしまう。
頭を下げると、頭突きされるのではとか、秀吉が関東連合総長に見えるとか、やはり、ミスキャストですね、演出の悪さもあります。
後半にした、若かりし利休が酒と女に溺れるシーンは海老蔵の等身大なので、逆にして、時系列どうりの映画にすれば良い映画になる可能性もあるありました。
韓国の女優さんの演技は良かった。

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アサシン5

4.0美しい所作、ぎらつく目玉。ぎらつく野心。

2020年7月19日
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鑑賞方法:映画館

正直、私は茶の世界のことは門外漢なものですから、たぶん信長・秀吉も私と同じ気持ちを抱いたのであろうな、と、かすかな疎外感を抱きながら観ていました。

利休の所作はあくまでも美しく、しかし利休の心はあくまでも醜く、その描きわけが見事だったと思います。

千家3派が協力していますが、映画によって始祖の心のギラギラとした醜さを描くことになるとは、思ってもいなかったのではないでしょうか。

時代考証に関しても、浅さが目立ちます。

利休の思い人が朝鮮人だったというくだりなど、「取ってつけた感=嘘っぽさ」がアリアリとしており、ストーリーの面白さを半減させてしまっています。

朝鮮名物トウガラシ料理が彼女との重要なエピソードとなるわけですが、トウガラシが朝鮮に伝わったのは、誰でも知っているように、利休の死よりも、もっと後。
朝鮮発祥の食べ物どころか、伝来当初は「倭芥子」と朝鮮で呼ばれていたことでも分かるように、ポルトガルから日本を経て伝わった品物に過ぎません。

しかもその経緯ですが、秀吉の朝鮮征伐の時、加藤清正が凍傷予防薬として持ち込んだのが最初だったのです。
つまり、持ち込んだ当時は、食べ物という意識もなかったのです。
ああ。韓国人にとって不倶戴天の敵・加藤清正公が持ち込んだ品物だったとは……。

もう、ね。
時代考証メッチャクチャ。
わざわざ韓国人女優を出演させるために引っかき回した感がアリアリで、鼻白むばかりでした。

また黄金の茶室は利休が設計したもの。
その黄金の茶室を批判する利休って何?
つまり自分で自分の尻を蹴っ飛ばすお話でしょうか。
理解不能でした。

野心にギラつく心の動きを目玉の力によって表現し尽くし、美しい所作で茶を立てる海老蔵の演技力に対し、★4つ。

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お水汲み当番

5.0ゆったりとした幸せな時間

2017年5月28日
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鑑賞方法:TV地上波

いまどきの映画にない静かで音の少ない世界。淡々とした様式美。
エピソードも絞りきってる感じ。
とても穏やかなきもちになれました。

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Bluetom2020

2.0●侘び寂びの世界。

2017年4月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

利休の生涯。その影響力。静寂に秘められた強い意志。海老蔵の涙は、なんかグッときた。

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うり坊033

2.5海老蔵、でか過ぎ

2017年3月21日
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鑑賞方法:映画館

茶道が好きで海老蔵が見たくて、公開されてすぐのお正月に映画館で見ました。海老蔵でかくて大味なので、利休ではありませんでした。若き日の彼、高麗の女の子への恋、師の役を演じた團十郎は非常に素晴らしいと思いました。團十郎が息子と共に映画という映像に残っていること、それは嬉しく心に沁みました。

信長役だめで、さらに妻役の演技が私にはだめでした。妻として目立たない黒子役に徹してます!が前面に出過ぎていて、摺り足の歩き方も佇まいも動作もわざとらしく、見ていられませんでした。そういえばFOUJITAでの彼女もそんな感じでした。彼女はコメディエンヌがとても合うのではと、私は勝手に思います。

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talisman

3.5よく覚えてませんが悲しい作品だったような。

2016年3月24日
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よく覚えてませんが悲しい作品だったような。

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かんたーびれ

4.0深い作品

2016年3月1日
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若かりし時の秘められた恋で心に残る罪悪感。茶の美しさを追求し続け朝鮮戦争に反対し秀吉に疎まれ、さらに娘の自殺。本当にはかない物語。

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素子

1.0途中やめ…

2016年1月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

二度トライして二度ともギブアップ。キャストも主役以外は好きな人もいるのに、脚本のせいか、演出のせいか、テンポのせいかわからないけれど、終わりまで見ることができない。もったいぶった感じにがまんできなくなるのかも。

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はげまる

3.0全ては美しき物のため

2015年4月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

美を追求し、
自らの最後まで美しき茶人であった利休。
ただ、その妻の胸中は複雑な物だったであろう。
最後に聞きたかったこととは。

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上みちる

2.0睡魔が…(-.-)zzZ

2014年6月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

寝られる

直木賞を受賞した山本兼一の小説の映画化。
切腹を間近に控えた利休が、若き日の禁断の恋とそれが機になった美の起源を回想する…。

美術や衣装など、こだわりにこだわり抜いた日本の美は素晴らしい。
が…内容が非常に淡々として物静かで、睡魔が…(-.-)zzZ

ネットなどで議論になった反日表現も、ウトウトしていて分からなかった!(笑)

利休を題材にした映画と言うと、勅使河原宏監督&三國連太郎主演の1989年の作品が印象深く(と言っても話は難しかった!)、海老蔵利休は重厚さが足りない。

公開時、「ルパンにコナンってそりゃないよー」と海老蔵がツイッターで呟いていたけど、そりゃそうだよね…。
格調高さでは決して負けていないが、エンタメ性に欠けた。

日本の美、團十郎の遺作…。
このままじゃモヤモヤした気分なので、再見しなくては!

本作の少し前に公開された「清須会議」と登場人物も被っており、比べてみるのも面白いかも?

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近大

4.0完全なる恋愛舞台劇と言う感じの新説千利休に満足

2014年1月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

奥田栄治何かとスキャンダラスな噂の尽きない市川海老蔵を千利休に配役した本作「利休にたずねよ」は、そんな彼のイメージからか、海老蔵が演じた利休が、利休らしからぬ千利休映画であると言う事で、賛否両論らしい。
確かに、海老蔵は、30代後半で、千利休の侘び寂の世界観を表現するには、少し若いので無理が有るかな?と映画を観る前は感じていた。
しかし、秀吉の命により、切腹となる利休のその日の朝からの回想となる本作は、海老蔵が、演じるには、もってこいの若き日々の利休のエピソードも満載で、彼にとっては良い役ではあったのではないだろうか?
この作品自体が、新説とも言うべき利休の若い日々を描いているわけだ。
実際に利休の若き日にあのような、失恋秘話が有ったのか無かったのかは問題では無く、フィクションと軽く考えて観ればそれなりに面白い作品だ。
海老蔵が折角演じているのだから、「ロミオとジュリエット」をシネマ歌舞伎で観ていると言う感じの、軽いノリで本作を観れば良いと思う。

多くの映画ファンは、どうしても「信長と利休」を原作として描いていた勅使河原宏監督で三国連太郎が演じていた「千利休」と比較してしまい、三国の利休との大きな芝居の違いで、本作は、駄作と言う評価が出るのかもしれない。しかしこの映画は全く別物である。
熊井啓監督による奥田英二主演の利休も当時の奥田の年齢を考えると、配役に無理があるかも知れない年齢であったが、そこは熊井啓と言う巨匠の演出の素晴らしさで仕上がりは素晴らしい作品だった記憶がある。

今回の「利休にたずねよ」も、歌舞伎の名門に生を受けた海老蔵は、若いと言っても芸歴30年のベテランだ。実力に裏付けされた、自信に溢れる、それなりのオーラが画面から観て取れた。
信長に出会う若き日の利休の姿を演じている彼などは、正に嵌り役。
そして、切腹の20年以上前の利休は、やんちゃな青年で、若く、とんがっていたと言う新たな千利休の一面を描いていると言う点で、例え、史実とは大きく違っていたとしても、この作品はフィクションとしての面白さがあり、私は気に入ったのだ。
そして、利休が号泣するシーンなどは、やはり舞台の芝居慣れした海老蔵ならではの演技!

更に父の市川団十郎との共演、そして団十郎最期の映画と言う事も有り、やっぱりお父ちゃんが出ると、途端に、海老蔵の存在感が薄まるけれど、それは致し方のない事だ。
団十郎は60年の芸歴が有るのだから、画面に緊張感が張りつめて、画面の空気が一転するのは致し方ないのではあるまいか?
歌舞伎界に限らず、団十郎と言う素晴らしい才能溢れる大スター俳優を失い、日本の芸能界にとっても、惜しい存在を亡くした事は残念でならない。
しかし、本作は何と言っても、宿命には逆らえぬ、人間の葛藤を描いている点で大変面白く、興味が持てた。
一見、秀吉が悪者の様な印象も有るけれども、利休も秀吉も一人の人間として観ると、コンプレックスを抱え、悩み苦悩する、小さな人間で有ると言う人間像が面白いのだ。
それぞれの生きる世界で、時の権力の頂点を極めたこの2人だが、どんなに努力して登りつめても、宿命には逆らえない事を知っていた、この2人こそは、良きライバルであり、理解者であったのではないだろうか?
そして、中谷美紀演じる宗恩が、これがまた最高に良い!妻としての立場は護られていても、心から夫に愛おしいと思われていないと言う苦悩の、抑えた女心を巧く演じていたと思う。
お正月、運命に翻弄され、葛藤する彼らに出会えて何だか、久し振りに心を揺さぶられる想いがして、楽しめる映画だった。さて今年の映画の行方が気になるところだ!

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ryuu topiann

3.5美しく緊張感あり

2014年1月5日
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鑑賞方法:映画館

単純

知的

難しい

どう評価するか明らかに観る人の芸術観で左右される映画。映画全編がテーマでもある千利休の美しさの追求のみに費やされているから。
主役の海老蔵は見事役を演じる。若気の至りの無分別な時期の在り様さらに茶道の基本である茶筅の捌き(玄人ならわかるかも知れないが)など見ていてなかなか見事である。
もう一人の主役級の朝鮮の娘は日本人俳優を避けたことによりリアリティを感じる話に成功している。

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ヤマザマン

2.0うーん。。。

2014年1月3日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

うーん、市川海老蔵は映画作品には恵まれていないのではないか。選択眼が甘いというのか。

利休(市川海老蔵)の若かりし日を描くのはOK。だが、それが切腹と有機的には結びつかない。
利休が切腹させられたというのは史実としてあるので、ここへどうフィクショナルにつなげるか。そこをこそ見たかったのだが、まったくつながっていない。
むしろ妻 宗恩(中谷美紀)との確執、といえば言い過ぎだが、そこにしぼったほうが作品がしまったのではないか。

利休の処遇について、秀吉(大森南朋)にいちいち進言する三成(福士誠治)が相当うっとうしいのだが、この構図はどこかで見たことが...。
田渕久美子脚本「江 姫たちの戦国」がそうであった。
三成が利休についてあれやこれやいえる立場ではない気がするのだが。

田中光敏監督は、いまだこれ、という決定打がない。主役が海老蔵ではなく、映画に慣れた人が演じればまた違ったものになったのではないか。
なんとも煮えきらない作品になってしまった。

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mg599

1.5うーん…。

2014年1月2日
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寝られる

團十郎さんの遺作だし、最後の親子共演だしと、大きく期待はしないけど、面白かったらいいなぁくらいで鑑賞。
久しぶりに映画を観ながら落ちました…(ーー;)

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black-orchid

3.0嫌いじゃないです。

2013年12月22日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

山本兼一の同名の小説の映画化。市川海老蔵と市川團十郎が共演。市川團十郎は、撮影終了後、3ヶ月ほどして亡くなっている。

市川海老蔵は、利休を演じることのオファーを得た際、数度に渡り断っていたそうなんですが、原作者からの手紙等をもらう事で、次第にこころが傾き、出演を承諾したらしい。原作者がそこまでこだわったのは、この作品での千利休は、市川海老蔵のイメージであったかららしいです。そのイメージ通りと言うことか、それとも、やはり、市川海老蔵は一流の役者なのか、茶聖と言われる千利休を見事に演じています。物語終盤、若かりし頃の千利休が、結構な遊び人であったというのは、市川海老蔵へのオマージュ?(笑)

市川海老蔵と市川團十郎の共演が話題です。團十郎は、なんか顔色が悪く、今からして思うと、結構健康を害していたのではないかと思いますが、海老蔵との真剣勝負を見事に演じています。

大森南朋が演じる豊臣秀吉、悪いですねぇ。本当に、性悪です。確かに、策謀剣術に長けた人物であったのかもしれませんが、あそこまで悪として描かれた秀吉はあまり見たことがありません。まぁ、利休に死を命じた人物でもありますので、あのような描き方も仕方ないのかもしれませんが、新しい秀吉を見た気がします。

それと、この作品のもう一つのキーは、中谷美紀ですね。海老蔵の利休が生きるのも、中谷美紀が宗恩をしっとりと、しかし、しっかりと演じたからではないでしょうか。

しっとりとして静かな、大人の映画だと思います。

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勝手な評論家

3.5人間の品格?器?

2013年12月15日
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鑑賞方法:映画館

知的

「清州会議」のテーマは、天下人の器。
この映画は、人間の品格だ。

結局、秀吉には天下人の器はあったかもしれないが、
品格がないので、
利休に嫉妬したのだろう。
やっぱり、秀吉は好きにはなれない。

利休が「市川海老蔵」だと分かった時、
もっと情熱的な外交的な役者ではなく、
氷の炎をあげているような人がふさわしいのでは?と思ったが、
海老蔵さんの抑えた、淡々とした、
芯の強い、大人しい演技が、
利休に合っていたのではないかと感じた。

中谷さんも、
同じ時代の映画「清州会議」の時は、
陽気で気のいいおねを演じていたが、
ガラッと一変した
静かな強さの宗恩が
ピッタリだった。

原作にもひどく感銘を受けたが、
映画もなかなか良かった。
地位でもお金でもなく、
豊かな人生での品格の大切さを感じた。

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がんがんだむ

4.5最後まで緊張感が続く

2013年12月15日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

静かな演技の中で、緊張感が続きます。淡々とした展開だけど、迫力がありました。結果はわかっているけど、秀吉との関係が変わってくるところが見どころなのかな。信長との関係が好きだけど。美は誰が決めるのか?の答えが、なるほどと思いました。

利休が決めたから美しいのか。わからない人には最後までわからない。自分にわからないものは、ちからずくで泣かせる。結局それもできなかった秀吉だった。

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クマリン