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映画「ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡」 ハッピーニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡
解説
「僕の大切な人と、そのクソガキ」のジェイ&マーク・デュプラス兄弟監督が送るハートフルコメディ。30歳を過ぎても実家で引きこもり生活を続けるジェフは、映画「サイン」の影響で、人生のカギになる出来事を探すことに熱中している。一方、ジェフの兄パットは妻に内緒で買った高級車が原因で夫婦ゲンカの真っ最中。2人の母シャロンは、そんな息子たちに頭を悩ませていた。ある日、町で“サイン探し”をしていたジェフは、パットの妻の浮気現場を目撃してしまう。
2011年製作/アメリカ
原題:Jeff, Who Lives at Home
スタッフ・キャスト
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2020年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
とても残念な邦題で本作が大好きな私は非常に胸が痛いし、もっと残念なことに主人公がニートであることに変わりはないのだが、しかし早く就職して独り立ちしなさい、という映画ではない。マーク・デュプラスが兄ジェイと共に監督・脚本を務めた本作は、なぜかその根底にシャマランの『サイン』の「すべての業に理由がある」というテーマを敷いて、それをコメディという驚きの角度で噴射させる。ジェイソン・シーゲルとエド・ヘルムズの兄弟役はもしかするとデュプラス兄弟のリアルな関係性の投影なのだろうか。そこに母親役のスーザン・サランドンが降臨し、演技の妙と世代の幅と格調の高さを加え、さらに母子それぞれの目線で日常を綴る群像劇としても機能し始める。それがラストで一つに繋がる時、ほんの些細なことではあるけれど、我々は「すべての業に理由がある」ことを噛みしめる。派手さはないが、運命のまま、導かれるままに、つい惹き込まれる秀作だ。
2020年4月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
タイトルから、もっとコメディ色の強いものだと予想していたのですが、意外と人情モノでした。
傷心にある家族三人それぞれの物語がうまく交差していて、けっこう楽しかったです。
誰もわかってくれない自分のことを。そんな自分のことを自分でもわからない。必然な日常の中に見つけた 小さくて、でも尊い幸せな物語。今までで一番素晴らしい日は「今日」だった。
funnyな作品。
クソな兄貴にニートの弟が巻き起こす、ゆるふわストーリー。
ある日ボンクラニートのもとにケビンを出せとの間違い電話がくる。シャマラン監督作品の映画サインに影響を受けていたのでケビンはなにかの啓示だと思い込み行動する。家を購入するつもりだった金でポルシェを買った自分勝手な兄貴、美人の嫁さんは激オコ。
ママは会社の同僚の女からドキドキさせられる。スプリンクラーのシャワーにうたれてのキス。
女二人、車で退屈な日常から抜け出そうとするのはテルマ&ルイーズのプチオマージュか。スーザンサランドンだもの。
なんだかんだで穏やかなハッピーエンドを迎える。
ケビンは偶然じゃなかったのだ。
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