劇場公開日 2013年8月17日

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「朝起きて、毎日が死と隣り合わせ」エンド・オブ・ウォッチ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0朝起きて、毎日が死と隣り合わせ

2015年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

時にPOV方式の映画は安く見られる。
氾濫する低予算ホラーがそれだ。
ドキュメンタリータッチにすれば怖い=面白くなる、と考えたら大間違い。
POVでもストーリーが面白くないといけない。
「クロニクル」や「トロール・ハンター」は普通にストーリーが面白かった。「クローバーフィールド」は及第点。
その点、本作はストーリーが面白い。
POVじゃなくとも、警察ドラマとして犯罪サスペンスとして見応えあるものになっている。

それに密着ドキュメント風なのだから、緊迫感も臨場感も増すというもの。
ロサンゼルスの犯罪多発地区の治安の悪さにゾッとする。
パトロール中の合間の他愛ないお喋り、プライベートでの家族ぐるみの付き合いに身近さを感じる。
それだから余計に、ラストが重く感じる。

職務だから、だけでは割り捨てられない。
朝起きて、仕事に出て、毎日が、死と隣り合わせ。

近大