劇場公開日 2013年6月29日

「及第点」真夏の方程式 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5及第点

2019年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

話としては殺人動機が不充分。これは大目に見よう。
で殺人は二回あるんだが、犯人が別の人。
これは同じにして欲しかった。
湯川:福山は全てを悟って当事者にぶつけるが、
偶には真相が違っていても、
表面的には嘘が罷り通っていても「実に面白い」のではないか。
で今回も、当事者にぶつけるシーンがあるのだが、
このシーンはその演技にも演出にも注目ですが、
前作冒頭で「愛」を否定?した湯川が、愛を語っているという妙。
決して論理的ではないが、
全てをつないでおく為の最終手段として納得。

福山さんは前作よりいいです。湯川学の徹底さが。常に冷静。
吉高は柴咲より、かわいいとかもそうだが、演技も上手いし、
目立つシーンでの振る舞いも分かってる感じ。
ちょっと化粧濃いかな。
杏の昔も杏でいいだろ、父母もそのままなんだから。
子役もたまに変な演技してた(花火のはしゃぎ方が変)。
秀逸だったのは、吟と白竜。格が違うね。
あと風吹ジュンのたばこシーンは、
何か意味有るかと思ってたらそーでもなくてがっくり。

映像がキレイ。そりゃ海だからね、で片づかない位キレイ。
玻璃ヶ浦ってホントにあるんかな、行ってみたくなった。

総合的にはまあ面白いと思う。
個人的には期待値より下だった。鐘一つといったところ。

クリストフ