劇場公開日 2012年11月10日

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教授とわたし、そして映画のレビュー・感想・評価

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3.0男同士の話といえば「女の話」「自慢話」「誰かの悪口」の3パターンしかない

2020年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 映画学科に通うナム・ジングが女生徒のチョン・オッキに恋をするが、オッキはソン教授と付き合っていたという三角関係の話を4章立てで描かれた作品。最終章「オッキの映画」ではオッキ目線で作られた短編映画のようだ。

 時系列でいえば2、4、3、1章になるのだろうか、てっきり売れない映画監督ナムの物語だと思っていたら、最後にチョン・オッキのための物語にすり替わっていた。1章では別の女性と結婚した後のナムだったけど、ソン教授を慕ってはいるものの、人付き合いが苦手なところがあり、「論理学の本を読め」とまで言われるほど会話がかみ合っていない。映画の試写ではプライベートな質問におどおどするばかり・・・

 そんなナムにも輝かしい青春時代があり、ストレートすぎる愛の告白が実を結び、オッキと付き合うことになる。しかし、鈍感なナムには彼女がソン教授と付き合っていたことを知らない。オッキとしても、ソンは既婚者だし乗り換えようとしていたところだった。

 女性目線、しかも二股。純情青年と老獪教授。手玉に取っているほど悪女じゃないけど、男を冷静に比較するところが何とも言えない。そして、学生が自分に着いて来なくなっている寂しさから引退を考える男の渋さ。後ろ姿が何かを訴えてくる。

 時系列通りだと何ともつまらない三角関係物語なのですが、バラバラにされ、視点も変わると面白くなる。威風堂々を必ず間に聴かされ、クレジットは手書きで素人っぽくしているところも風変り。引きの映像は多くなくて、表情もわかりやすくて良かった。

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kossy