「言葉を紡ぎ、人と繋がる。」舟を編む エンドウアイミ®︎さんの映画レビュー(感想・評価)

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舟を編む

劇場公開日 2013年4月13日
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言葉を紡ぎ、人と繋がる。

言葉とは、人が人へ意思や感情を伝えるためのもの。
世界中に言葉は溢れていて、「言葉を知ろうとする」ということは、「世界を知りたい」ということと同じ。
言葉を知って世界を知り、言葉を使って世界と繋がる。
世界は海のように広く奥深い。そんな海を渡る船が、「大渡海」

人とあまり関わらない馬締が、言葉に真正面から向き合うことで、人と人との関わりが見えてきて、その関係が複雑に絡んでいく。
こういった馬締の周囲の環境の変化で、人と言葉の切っても切れない繋がりを表現していて、小説ないし映画の本質でもある「言葉」について、初めて深く考えさせられた。

一生をかけて打ち込めるものがあるということは、なににも変えがたい、人生の宝であると思った。

かぐやが大将に恋文を読んでもらったという話。
かぐやがそのような行動に出たのは、知りたかったから。

この、「知りたい」という感情は、人間が持つ感情の中で、最も素晴らしく、重要な感情であると私は思う。
星々の輝きに疑問を持ち、天文学ができる。
リンゴが地面へ落ちることに疑問を持ち、重力が見つかる。
太古から人は、何かに対して疑問を持ち「知りたい」と思うことで、文明を発達させてきた。

だから知りたいという気持ちは、人間にとってとても大切な感情であり、その「知りたい」を手助けしてくれるのが、この映画の主人公、「辞書」である。
辞書は人間の文明発達の第一歩として、とても大切な物なので、今日、紙から電子へと変わってきたけれども、辞書はきっと無くならないと思った。

まとめると、「知りたい」と思う感情は素晴らしく、それを手助けする辞書も素晴らしい。
人生の目標は、一生打ち込める何かを見つけること。
そして、一つのものにしろ、一人の人にしろ、真っ正面から向き合えば、相手もこちらを振り向いてくれる。
何かを好きになった時、自分も誰かから愛される。

「舟を編む」は、こんな素晴らしい想いの詰まった映画でした!

とても個人的な感想ですが、告白してokをもらった時の松田龍平の演技が神がかっていた。
あれは松田龍平にしかできない。
記憶に残る名演技だった。

言うなれば、かぐやの女板前についてもう少し話を進めてもいいのではないかと思った。
そうすればより伏線が緻密に計算されたより深い映画になったと思う。
(アカデミーとってるので十分だと思いますが)
「女性が板前やるって変かな」
あのセリフからいくらでも話が膨らみそうなもの。
宮崎あおいの演技がもう少し見たかった。

エンドウアイミ®︎
さん / 2018年10月24日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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