THE PINK FLOYDのレビュー・感想・評価

7月7日はシドバレットの命日です
彼こそがピンクフロイドの本体と言えるでしょう
その彼が中心メンバーとして活躍している映像を半世紀以上前の当時のロンドンの最先端の若者文化の映像と共にフィルムに遺されたものです
これこそが本当のピンクフロイドでありサイケデリックとは何かを教えてくれます

彼が本当の天才であったことがわかります
そのサウンドは半世紀も経っていても最先端です
何故なら全く消費されていないからです
光沢のある黒檀のように傷ひとつなく摩耗もせず指紋のあとすらないないのです
誰も彼に追随できなかった孤高のサウンドだからこそ、荒野にたつモノリスのように辺りを見下ろしています
本作に触れることによって、私達はシドバレットの見た世界を垣間見ることができるかもしれません

2001宇宙の旅の類人猿のように、サウンドと映像のモノリスに触れて、骨の代わりに魂を高く高く宇宙に放り投げましょう

本作を観るに際しては、ピンクフロイド&シドバレット・ストーリーというDVDがでています
合わせて観ることでより理解が深まると思います
先にこれを観て予習の上で本作をご覧下さい

追伸
虫の知らせでしょうか？
2019年6月10日にピーター・ホワイトヘッド監督がご逝去との訃報に接しました
ご冥福をお祈り致します