白痴

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解説

無頼派の作家・坂口安吾の「堕落論」に並ぶ代表作「白痴」を、手塚治虫の長男・手塚眞がメガホンをとり映画化した文芸大作。戦時中の秘められた男女の共同生活と逃避行を描いた原作を、ビジュアリストと呼ばれる手塚眞のイマジネーションにあふれた独自の発想と演出で大胆に映像化。ベネチア国際映画祭で上映され、先鋭的な映像技術のすぐれた作品に与えられるデジタルアワードを受賞するなど注目を集めた。延々と続く戦争により人々の生活が荒み、どこか終末的な空気の漂う日本。映画制作を志しながらテレビ局のADとして働く伊沢は、戦意高揚番組と安直で低俗な歌謡番組ばかりの仕事に幻滅していた。なかでもカリスマ的アイドルの銀河の傍若無人さと、粗暴なディレクターの落合の理不尽な仕打ちには、心身をすり減らすばかり。そんなある日、隣に住む木枯の妻で白痴の女性サヨが伊沢の部屋に忍び込んでくる。そこから2人の奇妙な共同生活が始まり……。巨大なオープンセットを建造し、クライマックスシーンでは実際にそれを爆破、炎上させるなど大スケールの撮影で製作に10年を費やした。主演は「御法度」などで人気を集めた浅野忠信。ファッションモデルとして活躍した甲田益也子のほか、草刈正雄、橋本麗香、原田芳雄、江波杏子、藤村俊二、岡田真澄ら名俳優が顔をそろえる。1999年製作・公開(松竹配給)。2020年10月、製作20周年を記念してデジタルリマスター版でリバイバル公開(ネオンテトラ配給)。

1999年製作/146分/PG12/日本
配給:ネオンテトラ
日本初公開:1999年11月13日

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(C)手塚プロダクション

映画レビュー

4.0いつの時代も

2021年3月26日
iPhoneアプリから投稿

人の不条理はいつの時代も同じなのか。

何がまともで何が異常なのか…人は信じるものは違くていいんだな。

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ゴンギツネ

3.0大林の申し子

2021年2月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

誰もがこの映画を見て大林を想起したことは想像に難くない。しかし大林は時間軸では過去を空間軸では日本の具体的な地域を念頭に世界が構築されるのにたいして手塚は時間も空間も手塚真の頭のなかにのみ構築されていく。この点が見ているものを混乱に陥れる。今回は坂口安吾と言う具体的な作家の故郷、新潟と言う地名が辛うじて少し出るくらいで、そこに描かれる世界は三次元と言うよりまるで二次元の世界。もっと突っ込んだ言い方をすれば手塚の父、手塚治虫の描く戦争漫画における宝塚や大阪における異空間のようであると言っても過言ではない。

理解しがたく共鳴しにくいその空間は不思議とまた別の作品で見たくなる妙な癖を持つ。手塚真はこれからも迷うことなく作り続けてもらいたい作家のひとりである❗

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mark108hello

3.5曼陀羅

ちゆうさん
2021年1月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

手塚眞の描く色彩豊かな終末。
これはまさに壮大な曼陀羅に相違なし。

ただ、クライマックスにかかる効果音というかバックミュージックがテレ朝のナニコレ珍百景だったので笑えてきてしまった。

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ちゆう

2.0思い出捏造疑惑

hkr21さん
2020年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

やったー!
めっちゃ好きなやつ!!
また映画館で観れるとは…嬉しすぎる!!!
とSNSで呟いてみたけども...。

早速、観てきたが、全然覚えてなかった...(苦笑)
甲田さんの眉毛なしが似合うなーって、当時思ったことだけ思い出した(苦笑)

何がめっちゃ好きやねんっ!どんな思い出捏造やねんっ!!て自分にツッコミつつ…
あの頃は、趣味の合う友だちと、こういう単館のサブカルチャーっぽいのを
ステイタスのように観てたよな…イキっとったなーなんてシミジミしてみました。

といっても、この世界観は完全に手塚氏の頭の中で構築されたオリジナル白痴だよな…。
なんか、スゴいな…。
近未来と戦時中のカオス。

あの時代のモデルとかブイブイ言わせてそうな人たち、たくさん出てて面白かった。
しかし、焼夷弾とか焼け跡のシーンとか、あれ、今だとSNSとかにクレーム書かれんか?!なんて心配になりました。

あと、銀河みたいなアイドル、今、やったら、めっちゃウケそうやん。

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hkr21
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