劇場公開日 1997年9月13日

「ゼメキスさんありがとう!最高にリアリズムSF映画」コンタクト カメさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ゼメキスさんありがとう!最高にリアリズムSF映画

2018年12月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.7
ロバート・ゼメキスが描く超リアルティSF。
ジョディー・フォスターとマシュー・マコノフィーというキャストも最高の布陣。
公開から20年以上たち、この作品を見ていなかった事に後悔の念と感謝をここに刻みます。
ストーリー展開の起承転結が見事に取れており、全24話のドラマにしてもよいくらい、各場面で魅せる演出と、一人一人のキャラクターの掘り下げ方の豊かさ。
そして根底に流れるテーマが非常に興味深い。
神への信仰心と、科学的な未知との生物に対しての探究心との対比。それは相反する様で、実は同義で宗教と科学はある意味で同じ志を持った分野だと気付かされる。
地球外生命体の存在は、人類は全宇宙で唯一孤独な生命体では無いのだという救い。それは神の存在を感じる事で、癒やされ救いと感じる信仰心と類似すると、この作品から感じとれる。
今まで見たSF映画で、最も作品性が高く、考え深い内容でした。

カメ