アオサギとツル

劇場公開日

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アオサギとツル
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解説

「アート・アニメーションの神様」として世界中のアニメーターたちから尊敬を集めるロシア人アニメーター、ユーリー・ノルシュテイン監督が、前作「キツネとウサギ」に続いてウラジーミル・ダーリ原案のロシア民話を基に描いた短編アニメ。脚本に「チェブラーシカ」で広く知られるロマン・カチャーノフ。互いに惹かれ合っているアオサギとツルが、結婚の申し込みをしあいながらもすれ違い、意地を張り合う姿を描いた。日本の浮世絵や水墨画を参考に、複数の背景を重ねる手法で制作された幻想的な世界が繰り広げられる。2016年12月、ノルシュテイン監督の生誕75周年を記念して代表作6作品を集めた「アニメーションの神様、その美しき世界」にて、高画質・高音質でよみがえらせたデジタルリマスター版を上映。

1974年製作/10分/ソ連
原題:Tsaplya i zhuravl
配給:チャイルド・フィルム
日本初公開:1996年2月20日

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(C)2016 F.S.U.E C&P SMF

映画レビュー

4.51コマ1コマの動きを味わう!

曽羅密さん
2017年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ノルシュテイン監督の4作目になるが、10分の小品であるものの精緻さや典雅さにおいて前3作を大きく引き離す作品である。
お話はツルの青年とアオサギのお嬢さんの行きつ戻りつの恋物語である。

2人ともに「好きだ」と相手に言われてはその気持ちを拒絶し、しばらくすると後悔して相手のところにのこのこと出かけて行って想いを伝える。
これがただ往復されるだけなのだが、相手が去った後に遠くを眺めたり、雨の日があったり、時には良い雰囲気になったり、花火が上がったり、絶えず変化を付けているので飽きることがない。
10分もあっと言う間に経ってしまう。
ツルの気持ちをにべもなく突っぱねたアオサギが自身の住まう廃墟から彼方を見やるシーンが筆者の中では一番初めに唸らされたポイントであった。
雨のシーンでは雨を線で表現しているが、日本文化を深く愛するノルシュテインは北斎の浮世絵からの引用したことを表明している。
映画全体がぼんやりした明るさになっているのも浮世絵や水墨画からヒントを得たらしい。
夜のシーンにおける葉を表す黒い切り抜きも前3作を踏襲しているようで目を楽しませてくれる。
風に揺れる蔓草の動きなど細かいところまで配慮が行き届いている。
切り絵であるツルとアオサギは、羽や足など各パーツを動かすのを基本にしているとは思うが、角度を変える場合は新たに新しいパーツを書いて差し替え、1コマ1コマ動かしていくなど、その完璧主義にも近いこだわりぶりには脱帽してしまう。
確かにプログラムするのは大変とはいえ一度作り上げてしまえば応用の効くCGとは全く違う。
失敗してやり直すにしても相当な労力がいることだろう。

本作はノルシュテインによると「自分がしたいと思ったことをすべて表現できた最初の映画」らしい。
また本作の美術監督は奥さんのフランチェスカだ。
本作で描かれるアオサギとツルのやり取りも案外ノルシュテイン夫妻の日常を投影しているのかもしれない。

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曽羅密

3.5愉快な落語を観てる気分になった。

2017年1月10日
iPhoneアプリから投稿

観はじめてすぐに
なんだか
愉快な落語を観ているような気分になって
不思議だなぁと思って
後から調べてみたら
やっぱり 日本の水墨画のイメージも
取り込まれていたのですね。

シンプルで分かりやすいストーリー。
落語のようなテンポの良さ。
面白かったし、
世界観も やはり素敵。

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同時多発ネコ
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