原由子・眠れぬ夜の小さなお話

劇場公開日:

解説

『月刊カドカワ』に連載された、人気ロックグループ“サザンオールスターズ”のメンバー・原由子のほのぼのとした絵本のビデオ・アニメ化作品。監督は小熊公晴。ナレーション、及び歌を原由子が担当している。4話構成。ビデオプロジェクターによる上映。

1995年製作/33分/日本
配給:アミューズビデオ
劇場公開日:1995年2月18日

ストーリー

「ネコクンと星クンのお話」ネコクンは、屋根の上で星空を見るのが好き。ある夜、そんなネコクンの上に星クンが落ちて来た。怪我をした星クンを介抱するネコクン。二人は、星クンの怪我が治るまで一緒に暮らすことにして、楽しい時間を過ごすのだった。星クンの怪我が治って、「そろそろ帰るよ」「お帰りよ」の一言が言えない二人は、なんだかよそよそしくなってしまう。しかしある朝、ネコクンが起きてみると、星クンは置き手紙を残して空に帰っていたのだった。星クンがいなくなってしまったことと、星クンに優しい言葉をかけてあげられなかった自分が情けなくなって、ネコクンは泣いた。 「ヤーサマネコは運痴のお話」ネコクンが買い物帰りに屋根の上を歩いていると、向こうから見るからにヤーサマ風のネコが歩いて来る。びびるネコクンにヤーサマネコは、そこをどけと威しをかけてきた。しかしネコクンが道を譲ると、ヤーサマネコは足を滑らせて下に落ちてしまった。そんなヤーサマネコに話を聞いてみれば、彼はひどい運動音痴のネコで、みんなにバカにされないようにヤーサマを気取っていたというのだ。そこでネコクンは、森の友達とヤーサマネコの運動音痴を治そうと特訓を開始するのだが、それは予想以上に大変なことだった。けれど、ヤーサマネコはたくさんの友達をつくることには成功したのである。 「満月の夜のお話」ウサギクンが夜空に浮かぶ満月を見上げながら、僕たちウサギは月の世界から来たんだよとつぶやいた。それを聞いたネコクンたちは、夢見がちなウサギクンのことをバカにする。傷ついたウサギクンは繕い笑いをしながら一人家に帰って行った。夜中、ウサギクンのことが気になって仕方がないネコクンは、一言謝ろうと思ってウサギクンの家に向かうのだが、その途中で同じことを考えていたクマクンたちと遭遇。一緒にウサギクンの家に行くのだった。 「空とぶお布団のお話」屋根の上でお布団を干していたネコクンは、ついついうたた寝をしてしまい、気づけば布団は風に飛ばされて空の上だった。そこで、ちょっとした空中飛行を楽しむネコクンは、意地悪なカラスとの空中戦をしてみたり、甘い雲の味見をしてみたり、虹の橋を潜ってみたりする。ところが、そろそろ陽も沈もうとする頃、ネコクンはどうしたら下に降りられるんだろうと、ちょっと不安になってきた。その時、空に輝く星クンが降りて来て、お布団に穴を開けて助けてくれるのであった。

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