月から来た男

劇場公開日:

解説

脚本は「折鶴笠」の犬塚稔、監督と撮影は「母人形」のコ佐伯幸三と牧田行正である。出演者は「源氏物語(1951)」の長谷川一夫、水戸光子、長谷川裕見子に、澤村國太郎、東野英治郎、阿部九洲男、殿山泰司など。

1951年製作/89分/日本
配給:大映
劇場公開日:1951年11月29日

ストーリー

浅草寺界隈の親分聖天の熨斗藏の子分片眼の音次は矢場の女お清に惚れていた。お清は音次を嫌い抜いていたが、そこへ又親分がお清を憎からず思うようになったので、音次は親分にお清をゆずった。お清は聖天の親分からのがれ、自棄酒をのんで死のうとしたとき矢場辰の裏のおんぼろ長屋に住む浪人戸澤小十郎に救われ、その家で、一夜を明し、そのままかくまわれた。聖天の一味が血眼でお清を探しているのもそ知らぬ顔で、小十郎は五十両という大金を都合して来てお清を自由の身にしてやった。と同時に、聖天一家が同心中山陣之助にとり入り、おんぼろ長屋をたたきつぶして歓楽堺にする計画も横槍を入れて駄目にし、貧しい長屋の人々をよろこばした。しかし、こうした事から、小十郎が立派な旗本で、堅苦しい生活を嫌ってこの長屋での気まま暮しをたのしんでいたこともばれて元の屋敷へひきもどされた。所詮小十郎とは身分違いとあきらめて、自棄酒を飲んでいるお清の前に、こつ然と再び現われたのはいつも変らぬ小十郎であった。

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