エノケンの石川五右衛門

劇場公開日:

解説

製作は「夜の未亡人」の滝村和男と佐野宏の協同、「エノケンの天一坊」の戸田伊太郎の脚本を、「有頂天時代」の山下與志一が潤色している。監督は「有頂天時代」の毛利正樹、撮影は「無宿猫」の安本淳。出演者は「あばれ神輿」の榎本健一と「青い真珠」の浜田百合子のほかに、如月寛多、花菱アチャコ、中村是好、あきれたぼおいずの面々など。

1951年製作/83分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1951年9月14日

ストーリー

戦国時代--河内の国に五助という善良な鍛冶屋がいたが彼には伊加八、鮫三、龜吉の三人の親友と小雪という恋人があった。ある日村に兇悪な野武士の一隊が現われ、五助の母を蹄にかけた上、頭目の大熊軍兵衛は小雪を力ずくで意に従わせようとした。口惜しがった五助がこれに歯向って行くが、かえって惨々いためつけられる有様だった。そこで五助は水ごりを取って願をかけた甲斐があって、怪老人から不思議な威力を持つ杖をさずかり、親友三人と海坊主と称する怪僧と共に、世に横暴を極める野武士の類から、豪族、領主などを襲ってこれをこらしめ、貧しい民百姓に施しを与えることをやり始めた。そこで彼等は貧しい人々から神のようにもてはやされ、果ては太閤秀吉と張り合った日本一の大泥棒石川五右衛門と混同され、女賊の小萬からは想いをかけられる。五助もついにその名声に幻惑されて本当の悪の道へ足を踏み入れる。がそれと同時杖の威力は消えうせ、追手が身に迫った。このとき怪僧と小萬とが五助の身代りをかって出て、彼を逃がしてくれた。五助はやっとの思いで故郷の村へ逃げかえり、悪党稼業にはこりごりして平和な村で恋人の小雪を相手に家業の鍛冶屋に精を出すことになった。

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