春風無刀流

劇場公開日:

解説

「風にそよぐ葦 後編」に引き続いてマキノ光雄の製作、「女賊と判官」に次ぐ藤川研一の企画で、山手樹一郎の原作を、やはり「女賊と判官」の民門敏雄と村松道平とが共同で脚色、「乱れ星荒神山」の萩原遼が監督している。出演者は、「女賊と判官」の片岡千恵蔵に宮城千賀子、「愛情の旋風」の花柳小菊等。

1951年製作/81分/日本
配給:東映
劇場公開日:1951年3月17日

ストーリー

小田原の豪農の伜夢介は、千両だけの道楽修業をして来い、と江戸へやられる。道中女掏摸のお銀と知り合い、江戸へはいったとたんに無頼漢に乱暴をされそんなときは金を出して事なくすますに限るとお銀に教えられる。芝の米問屋伊勢屋で国元からの送金のうち百両受け取って帰路、同家の道楽息子総太郎にさそわれて、深川へくり込むが、総太郎始め一座の芸者たちに、田舎者だとばかり、さんざんなぶり者にされる。悪浪人の片棒かついで夢介相手に美人局を働こうとした芸者浜次はかえって夢介の無邪気さに惚れ込んで、急場を救ってくれた。掏摸のお銀をいさめていたところを見られて、役人市村の世話で、お銀の家に同居することになるが、お銀もいつの間に夢介の人柄に惚れ込んで、たずねて来た浜次とさや当てを演じる。チンピラ三太の掏った財布を女手妻師春駒に返しに行くと、夢介は彼女からも言い寄られる。総太郎の妹おかよが攫われたことから、一つ目屋敷に巣喰う大垣伝九郎の一味の無頼漢共が江戸を毒していることを知った夢介は単身一つ目屋敷へ乗り込み、持って生まれた怪力を初めて発揮する。日本晴れの街道を、千両の土産にしては出来すぎたお銀をつれて夢介は帰路につく。

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