白頭巾現わる

劇場公開日:

解説

稲垣浩の第一回プロデュース作で「群狼」の竹井諒プロ作品として製作する。往年の日活作品「怪盗白頭巾」の三村伸太郎、稲垣浩がシリーズものとして今後も製作する意向をもっているもので、主役には「盤獄江戸へ行く」の大河内傳次郎、助演には時代劇初出演の藤田進「幸福の限界」の小杉勇「向う三軒両隣り」の黒川弥太郎、野上千鶴子、それに新人牧由紀子が出演する。

1949年製作/84分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1949年2月1日

ストーリー

貧乏人からは絶対十三文以上の診断料をとらぬ道玄先生、瓢々として清貧に甘んじているが、当人いたって暢気に、かごや当八、茂十を対手の長屋住まいであった。ところが「喝」を入れる先生の診断の評判なかなかよろしく大奥の漢方医をつとめる奥田順安らは大江戸八百八町の医者を急きょあつめての鳩首会議であった。大家の金兵衛をだきこんで、道玄の江戸追放を図るが、先生暴力には屈せず、がんとして動かない。とうとう町の顔役雁九郎の力を借りる事になって、児分の千太が差向けられる。千太は道玄先生と同じ長屋住まいの彦六おやじの娘おてると恋仲であったが、雁九郎が人をあやめて、これを他人になすりつけようとする根性に憤怒し、雁九郎を川に蹴込んで、おてると手をとり合って江戸を出奔する。こうして大江戸には再び和やかな日が訪れる事になったのである。

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