武装警官隊

劇場公開日:

解説

「夜の女たち」につぐ依田義賢の脚本を「彼と共に去りぬ」の小倉浩一郎、大曾根辰夫、服部幹夫が企画、演出、撮影を担当、出演者は「秘密(1948)」の原保美「男を裁く女」の徳大寺伸「美しき豹」の岡譲二(松竹映画十年ぶりの出演)「追跡者」の幾野道子「それでも私は行く」の佐伯秀男に山口勇、星ひかるの実弟青山宏の他流行歌手の田端義夫(M・S・C)が「踊り子劇場」についで特別出演する。

1948年製作/78分/日本
配給:松竹・京都
劇場公開日:1948年8月10日

ストーリー

昭和二十一年--八木光男、生田鉄夫の純情青年と啓子の竹馬の友三人は、大阪で一旗挙げようと闇屋の留の案内で故郷を後にした、が三人の乗った列車に集団強盗が現れて品物を巻き上げられ物騒な世の中に驚かされる、大阪……心斎橋……キャバレー……雑踏……都会の表情は三人には珍しく楽しいものであったが、留が紹介した闇屋仲間にあいさつというのでさんざんなぐられ、弱虫の光男は洋服をぬがされて追い出され、見所があるというので鉄夫と啓子は仲間に残された、泊まるに家なくトボトボと街を歩いていた光男は私服の平野署長に救われ、彼の進めで警官養成所に入所する、一方鉄夫は親分倉橋にも認められズルズルと悪の世界へ足をふみ入れていった、光男が養成却間を了えて一人前の警官になった時には、鉄夫は生田の鉄と呼ばれる兄貴分として名前を売り、故郷を出たころの純真さは消えて、啓子に対しても冷たく他の女までこさえている始末であった、ある夜鉄の一味はある工場の倉庫を襲い鉄の一弾に門衛は倒された、ギャング団は武装なき警察陣の無力をせせら笑った、数日後留置場で光男は留と会い鉄夫とダンサーに身を崩していた啓子にかいこうしお互いの異なる境遇に驚いた、そのころ警察には射殺権が与えられ、武装警官隊は待つこと久しとギャング掃滅に乗り出した、そして鉄夫と光男は敵味方として闘わねばならなかった、「鉄ちゃんピストルを捨てろ」と叫びながら光男は鉄夫の一弾に倒れ、悪夢からさめた鉄夫は泣き叫びながら警官の手にひかれて行った。

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