花嫁さんは世界一

劇場公開日

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解説

「貴族の階段」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを、作者自身が「第五福竜丸」に次いで監督する喜劇で、カリフォルニアから二世の青年が日本へ花嫁さがしにやって来るという話。撮影は「新・三等重役」の遠藤精一。

1959年製作/95分/日本
原題:The Bride from Japan
配給:東宝

ストーリー

二世の藤川太郎はカリフォルニアの田舎町の百姓だ。花嫁探しに日本へ帰った。同じ目的の青年二人が連れだった。羽田では花嫁探しを引受けた日米旅行社の支社長が出迎えた。花嫁探しの期間は一カ月だ。太郎の花嫁候補は三人いる。大阪と広島と名古屋に住む。旅行社の石川君子(ファニイ・フェイスだ)が太郎を案内した。大阪へ向う車中で、太郎は君子に約束させた、--相手の批評をきかすことを。大阪の山部ミエコはレビュー・ガールだ。四、五回文通をした。君子は彼女を賞めた。太郎は一ぺんに参った。が、皆で奈良へ行った時、春日神社の境内で、君子に逃げられた、--太郎が母親を大事にしてくれといったので。“アメリカまで行って姑に仕えるなんて真平やわ”。君子は太郎を広島へ案内した。谷口初江は製塩業者の娘だ。父徳兵衛は初江と代償に、太郎に借金を申込むつもりだった。このところ事業が不振なのだ。おとなしい初江に、太郎は“理想の女神”を見たという。ボーッとし、自分の農園が借地で、生活は楽でないなどと、ありのままをしゃべったのだ。徳兵衛は早速、縁談をひっこめた。初江は従順だった。また失敗した太郎はさすがにガックリきた。君子は名古屋の芦谷みどりにあわせる。このへそまがりのオールド・ミスは太郎を同僚たちの席に連れて行き、彼を盛んにカラカッたのだ。君子は怒り、太郎をひっぱって席を立った。こうして、太郎の花嫁探しは全部失敗した。君子は彼を可哀そうにおもった。東京に帰ると、他の青年は花嫁を連れてきていた。気晴しのために、君子は太郎を夜の銀座に案内した。ダンスをしていると、グレン隊がカランデきた。太郎は意外にも猛烈な働きを示した。君子は見とれた。帰国の前夜、彼女は父と二人の家へ太郎を招待した。もてなしが、太郎を喜ばせたが、その帰途、二人は結ばれたのだ。翌日、羽田に君子の姿がなかった。彼女は家で思い悩んでいた。太郎を愛していたが、父を残す気にはなれなかったのだ。父はそんな心配はいらぬと元気づけた。君子は羽田へ車を飛ばした。彼女の姿を認めた時、太郎は出発直前の飛行機から飛び降り、二人はかたく抱きあったのだ。

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