拳銃を磨く男

劇場公開日:

解説

国際ニセ・ドル団を追う刑事の活躍を描いたアクション・ドラマ。講談倶楽部連載島田一男の同名小説を原作に「快傑黒頭巾 爆発篇」の小川正が脚本を書き、「名犬物語 断崖の少年」の伊賀山正光が監督、撮影は「台風息子 花形三銃士」の高梨昇。

1959年製作/61分/日本
劇場公開日:1959年11月3日

ストーリー

拳銃を磨く男と異名をとる加下刑事は名射手であるばかりでなく敏腕をもって有名だ。偽ドル密売団を追って、一味の取引現場、横浜のナイトクラブ“オネガ”を急襲した。が、そこには小もの二人がいただけ、菊田刑事が二人を泳がせて尾行した。二人はバー“桂”に消えた。そこは麻薬関係の連絡場所だった。張込みが始まった。“オネガ”の経営者石塚の手先高尾が現れた。高尾は再び街へ。電車へ乗った彼はサングラスの女からニセドルを入れたスーツケースを受取った。逗子へ下車した高尾は加下刑事の尾行を知り自動車で逃亡を企てたが、断崖へ墜死した。翌日、サングラスの女を尾行した菊田刑事が死体となって発見された。数日後、与太者に変装した加下刑事は“桂”へ行き女給から“桂”に出入りする沢田という怪しい男がセーヌ画廊のマダム涼子と関係があると聞いた。そのマダムこそサングラスの女だった。涼子は加下の正体を見破り殺そうとしたが失敗、自ら命を断った。しかし加下は画廊の事務員つや子の協力で沢田の行動をつきとめた。が、沢田は逮捕寸前、殺し屋今井に射殺された。しかし、加下は沢田の所持していたニセドルを見つけ、その番号からニセドル・ルートの全貌をつかんだ。それは、香港ボス揚とジェーン・李とが日本へ密送、横浜でバーを経営するニーナという外国女がこれを受取り、更にこれを涼子から石塚へ渡すというものだった。折も折、楊と李が日本へ来た。これを知った石塚はニセドルを一人占めしようとし画廊の金庫へ忍び寄ったが、金庫に仕掛けられた自動拳銃に倒された。警察の眼は入国した揚、李に注がれた。日本脱出を前にピアス・ホテルに一味は集合した。これを知った加下は単身ホテルに乗込んだ。凄じい拳銃戦の末、揚を倒し乗込んだ武装警官隊は一味を逮捕した。

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