若君漫遊日本晴れ 善光寺黄金道中

劇場公開日:

解説

ラジオ東京テレビの「若君日本晴れ」を映画化したもの。伍堂徹二の脚本を、「隠密変化」の加戸野五郎が監督し、「双竜あばれ雲 (前後篇)」の河崎喜久三が撮影した。

1959年製作/81分/日本
劇場公開日:1959年9月26日

ストーリー

着流しの若君松平長七郎は、右平次と宅兵衛を連れて諸国漫遊に出た。高崎宿にさしかかった折、お紋・源次の主従のゴマの蝿に、伝馬町の牢破り三人組に間違えられ、“ひさごや”に同宿と相成った。この宿には、善光寺御修復の御用金をひそかに運ぶ六部に身をやつした一行も泊っていた。追って来た牢破り三人組が襲うが、長七郎の出現で事なきを得た。善光寺に向う長七郎主従とお紋・源次の一行は、松井田の宿場で、ヤクザにインネンをつけられている角兵衛獅子の姉弟が、十文字新三に助けられているところに出くわした。新三の血止め法は町人風情では出来ないものと、長七郎の目が光った。碓氷峠では、三人組が崖の上で下を通る六部一行を襲うべく待ちかまえていた。と、彼らとは別に、宗十郎頭巾の数十人が六部一行を囲んだ。長七郎たちも駆けつけた。これを突破した一行はようやく善光寺の町に着いた。が、三人組に酒の中に眠り薬を入れられ、一行は正体を失った。この隙に、三人組は黄金の入った笈を運び出し河岸まで出た。しかし、宗十郎頭巾の一味に襲われ奪われた。この一味は、堀藩の家老海老原の腹臣たちであった。海老原は堀藩が善光寺采配藩であることを利用し、御用金をわがものにしようと企んだのだ。新三も元は堀藩の御金蔵番で、海老原に濡れ衣をきせられたという。彼は町人に身をやつして海老原復讐の機を狙っていたのだった。事の仔細を長七郎は新三から聞いた。彼は一味が洩らした“化け銀杏”の声をたよりに、彼らと対決すべく向った。雷鳴とどろく化け銀杏附近。大乱戦の末、長七郎、新三は首尾を果した。

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