少年探偵団・第二部 夜光の魔人

劇場公開日:

解説

第一部の「少年探偵団・第一部 二十面相の復讐」の完結篇。前作と同じスタッフ、キャストに小島洋々、中野かおるなどが加わる。

1957年製作/45分/日本
劇場公開日:1957年8月11日

ストーリー

先祖代々柳沢家の家老として仕え、今は浅間山麓で神官をしている星川老人の先祖が柳沢八代忠光から貰った文箱に、ウラン鉱の所在が秘されているらしかった。それを二十面相が狙って社務所から星川老人をさらい小屋の中で一枚の紙片を見せて解読を迫ったが、老人は、明智探偵の扮装した姿だった。突如拳銃をつきつけられた二十面相は、逃げようとして、これを追う明智探偵との間に、凄絶な格闘を展開したが、足を踏み外して危機に立った明智探偵を救ったのは、少年探偵団の石礫だった。取り返した紙片の謎の文句から、地図のありかを東登山口を登った所と判断した明智探偵は、久光、少年探偵団、警視庁刑事達を引き連れてそこへ向った。一行は奇怪な抜け穴を通って、噴火口の底へ出た。眼前に目指す洞窟が見えた時、突如自動小銃を乱射しながら飛び出して来た二十面相は、マリ子を抱きすくめて銃口をつきつけた。あわや自動小銃が火を吐かんとした時、小林少年の必死の投げ縄は、見事に二十面相の左手に絡んだ。すかさず飛び掛かる明智探偵、格闘の最中に、二十面相のポケットから地図がポロリと落ちた。あわてる二十面相。一斉に火を吐く刑事連の拳銃に、ローズハリーを始め手下達は次々に射殺された。二十面相は火口に向ってじりじり退って行く。遂に進退きわまった二十面相は、やにわに手榴弾をとり出すと自分の足許に叩きつけた。宿敵二十面相を倒し、良質のウラン鉱を発見した明智探偵の頬に、久しぶりに明るい微笑が浮んだ。悠々たなびく浅間の噴煙の中に、高らかに歌う少年探偵団員の唄声が、高原をどこまでも流れていった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚色
小川正
原作
江戸川乱歩
企画
根津昇
撮影
福島宏
美術
藤田博
音楽
山田栄一
録音
加瀬寿士
照明
城田昌貞
編集
長沢嘉樹
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