雪姫七変化

劇場公開日:

解説

沙羅双樹の原作を「無敵社員」の小川正が脚色、「さよなら港」の伊賀山正光が監督した。撮影は「上方演芸 底抜け捕物帖」の杉田正二。主演は「誉れの陣太鼓」の尾上鯉之助、「船頭姉妹」の松島トモ子、加藤嘉。ほかに喜多川千鶴、浦里はるみ、東宮秀樹、明石潮ら。これにコロムビアの少女歌手君和田民枝が加わる。「雪姫七変化」(1957年7月23日公開 55分)「雪姫七変化 完結篇」(1957年7月30日公開 55分)。

1957年製作/110分/日本
配給:東映
劇場公開日:1957年7月23日

ストーリー

◇第一部--駿河大納言の遺児雪姫は十万両の秘密の穏された毛毬を持ったまま姿を消し、これを狙う悪臣中沢将覧一味と、雪姫を守ろうとする朝倉弥太郎との間に激しい角逐が行われる。弥太郎を助ける少年チビ六、怪女お千賀、死を賭して姫を守る乳母浪江。毛毬の中身は銀の鍵と一枚の紙片であり、秩父三峯山の天狗岩こそ秘密の所在地とわかる。雪姫を狙う幻術師幻々斎のたくらみも、女歌舞伎役者胡蝶の庇護のために成功せず、舞台は京、大阪、熱田と移る。運命をかけて幻術と対決する無双剣の弥太郎、御用提灯の下で燃える芝居小屋。そして毛毬は焔の中にころがりこむ。◇第二部--舞台は三転して甲府。雪姫は胡蝶一座に加わって歌い踊って一座の人気物となっている。そこに弥太郎と怪女お千賀が現われる。お千賀は最初将監の手下で、毛毬の秘密を狙っていたのだが、雪姫の真剣さに心をうたれ、涙を流して改心を誓うのであった。再び幻々斎と弥太郎の対決、そして捕吏の妨害……。かくして最後の秩父三峯山天狗岩迄、二人の対決はのばされるのだ。その天狗岩目指す巡礼姿の弥太郎、雪姫、一方将覧と幻々斎、そしてまた胡蝶、お千賀も道を急ぐ。鍵を持つ弥太郎、図面を握る幻々斎と互に秘術をつくして戦ったが弥太郎の無双剣には遂に幻術も及ばなかった。十万両は無事、雪姫、弥太郎の手に入った。

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