哀愁列車

劇場公開日:

解説

三橋三智也のヒットソングにもとづく歌謡メロドラマ。八坂薫の原案から藤川治夫が脚本を書き、「朝の口笛」の枝川弘が監督した。撮影は「誰かが殺される」の板橋重夫。主演は「満員電車」の川崎敬三、「名犬物語 吠えろシェーン」の藤田佳子。ほかに見明凡太朗。

1957年製作/45分/日本
劇場公開日:1957年5月13日

ストーリー

ふとしたことから悪の道に入り、兄貴分を殺害した田島圭一は、警察の眼を逃れて信州へ逃げた。山中の炭焼小舎で一夜を明した圭一は、翌朝池に身を投げようとしている若い女、佐々道子を救った。道子は、貧しいため身を売られようとするのを嫌って死を選んだ身の上だった。疲労と前夜列車から飛び降りた際の傷とで倒れた圭一を助けて、道子は村の旅館にたどり着いた。二人連れが幸いして宿の人にも怪しまれず、その夜圭一は道子の真心こめた介抱を受けた。翌朝圭一は元気を回復、不幸な者同士、すっかり打ち解け合った。その頃圭一を追って小林刑事、道子には井原というやくざがそれぞれやって来た。とも知らない二人は、一緒に逃げようと固く抱き合った。ところが道子は井原に発見され、話をつけようとした圭一は、またしても井原を殺す破目になった。二人連れの危険を感じて別れ別れに駅へいそぐうち圭一は小林刑事に捕えられてしまった。圭一を求めて道子がホームに駈け上って来た時、圭一を乗せた列車は動き出していた。彼女の涙にうるむ眼に、列車の赤いテイル・ライトがいつまでもうつっていた。

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