誘拐魔(1955)

劇場公開日:

解説

食満利彦の原案を「新女性問答」の長谷川公之が脚色し、水野治が監督、「母笛子笛」の宗川信夫が撮影、「三つの顔」の伊福部昭が音楽を担当した。主なる出演者は「浅草の鬼」の北原義郎、高松英郎、藍三千子、杉田康、「娘の人生案内」の品川隆二、近藤美恵子、大浜千鶴子など。

1955年製作/81分/日本
原題:Kidnapper
劇場公開日:1955年10月12日

ストーリー

バー・マダノリアのマダム、宮川咲江の愛児が何者かに誘拐され、数日後、行李詰の死体となって発見された。新聞はこのセンセーショナルな誘拐事件を書き立て、警視庁の無能ぶりを攻撃した。続いて第二の誘拐事件が起った。会社重役佐々木一造の息子保が脅迫状と引換えに姿を消し、百万円を受取った犯人は無事に保を返したというのだ。手掛りはタイプで打たれた脅迫状、切手による血液型、そしてキャラメル箱の指紋……。一造の証言で、二三年まえに会社をクビになった山岡弘という人物が捜査線上に浮かんだ。しかも、彼は咲江と関係があったこと、そしてタイプの印字疵から二通の脅迫状が同一だということが判明した。高飛び寸前の山岡が羽田空港で逮捕されたが、彼はこの事件には何の関係がなく、捜査は再び振り出しに戻った。そんなある日、石渡刑事は許嫁の敏子に誘われて遊園地へ出かけたが、迷子を告げる場内放送に、不吉な予感に襲われた。迷子の一人高原久美子はそのまま、行方不明になったのだ。だが石渡刑事たちは、高原家に電話をかけてきた男、吉田為吉を捕えることに成功した。吉田は真犯人池田五郎の名を自白した。石渡刑事は苦心の末、謎の事件を解決し、真犯人を捕えることができた。

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