花ざかり男一代

劇場公開日:

解説

脚色は「七つの顔の銀次」の犬塚稔、「螢の光」の森一生が監督に当り、「丹下左膳 こけ猿の壷」の牧田行正が撮影する。主なる主演者は「駕で行くのは」の勝新太郎、「幸福を配達する娘」の矢島ひろ子、「春秋あばれ獅子」の澤村國太郎、「隠密若衆」の市川小太夫、「次男坊鴉」の大邦一公など。

1955年製作/87分/日本
劇場公開日:1955年2月26日

ストーリー

名優嵐璃寛の奴道成寺で立三味線をひく杵屋彌三郎が卒中で倒れた。彌三郎の息子彌市は賭場に入りびたりのやくざで、其夜は芸者おきぬと会う予定だったが父に代って立三味線をつとめた。天才的な役の三味線は璃寛を感動させたが、おきぬは博徒の親分七兵衛に身うけされようとする。彌市は七兵衛の家にのりこみ、おきぬを連れて逃げ、その夜は二人で舞台の奈落にかくれた。璃寛は押しよせた七兵衛に向い、彌市を江戸払いにし、おきぬを渡すと告げ秘かに二人を大阪へ旅立たした。璃寛は江戸で稼いだ金全部を投じて七兵衛に話をつけたのである。ところが七兵衛は卑怯にも子分に命じて旅先でおきぬを奪おうとする。おきぬは長屋村の惣兵衛に救われたが、惣兵衛が彼女に邪心をよせた事から、彌市とおきぬはついに小田原へ逃れた。そうして病気のおきぬを養うため禰市は流しの芸人となって一年をすぎた。璃寛の番頭仙五郎は彼の芸が少しも落ちていないのを知り、再び彌市は立三味線となった。彼は単身七兵衛の家へのりこみ、相手の不信を責めたが、七兵衛は卑怯にも再びおきぬを拐かした。彌市はついに刀を抜いてあばれこみ、おきぬを助けた。七兵衛は足をふみはずして無残な最後をとげ、彌市とおきぬの上に幸せが訪れた。

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