姿三四郎 第二部(1955)

劇場公開日:

解説

スタッフ、主要キャストは第一部に同じ。(小沢栄を除く)

1955年製作/92分/日本
配給:東映
劇場公開日:1955年2月1日

ストーリー

姿三四郎と檜垣源之助の決闘から半年の後、源之助は一切を悔いていたが彼の弟鉄心と源三郎は憎悪の念を持ち三四郎との対決を求めていた。二人が修道館を訪れ勝負を挑んだ時、三四郎は旅から帰りそれに応じようとしたが師矢野正五郎の諫めで身を引いた。三四郎は乙美から彼女の素姓を書いた半助の遺書の入っている守り袋を預った。乙美は南小路高子の妹で、それを知らず二人は共に三四郎を恋していた。檜垣兄弟は鬱憤を晴らす為に農商務大臣谷干城を襲おうとしたが、突然三四郎が現われ激しく闘った。三四郎は源三郎と崖下に落ち入院した。駈けつけた高子は乙美の守り袋の中の紙片を見ると、乙美の幸せを祈って立ち去った。乙美は養家田川のために芸者勤めに出ようとしていたが、三四郎はそれを知ると進んで師の破門を受け賞金目当てに外国人ボクサー・リスターとの試合に出た。しかし乙美は高子の奔走で南小路家に引き取られ、田川再興も決った後だったので、三四郎は賞金を芸者清竜となった木島の娘お哲の許に送った。三四郎に対する憎悪の念を今なお持ち続ける清竜の思いつめた気持も、次第にとけ始めた。一方、高子は三四郎の面影を抱いて一人英国へ渡った。三四郎は檜垣兄弟の挑戦を受けて、夜嵐吹きすさぶ深山の薬師堂へ向った。必死の激闘の後、二人を叩きふせた三四郎は、修練の途を指して闇の中に立ち去った。

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