若旦那と踊子

劇場公開日:

解説

大船映画若旦那ものシリーズの一つで、「伊豆の踊子(1954)」の伏見晁のオリジナル脚本を、「求婚三人娘」の萩山輝男が監督している。出演者は「黒い罌粟」の川喜多雄二、三橋達也、「青春ロマンスシート 青草に坐す」の北原三枝、「腰抜け狂騒曲」の淡路恵子、「美男天狗党」の若杉英二のほかに、ニュー・フェイス太田千恵子とSKDの七浦弘美が七浦弘子と改名してスクリーン・デビュする。

1954年製作/100分/日本
劇場公開日:1954年8月18日

ストーリー

東京の和菓子の老舗唐来屋の若旦那倉持謙介は、頭固親父唐兵衛の言いつけで、大学迄出ながら番頭治平の下、店先でドラ焼を焼いているという看板息子。その上唐兵衛は謙介の嫁に、神戸の取引先田原商会の令嬢雪子をしようと決心していた。この田原氏が上京するというので、唐兵衛は迎えに謙介を指し向けたが、田原氏の代理として息子の孫一が来た為東西の若且那二人はすっかり意気投合、謙介の知り合いの踊子万里とその友人江美も加えて、四人は青春を謳歌し、東京市中を遊び廻った。孫一の後から妹の雪子も上京して来たが、見合を嫌った謙介は逢おうともしなかった。ところが雪子が上京する途中、彼女と知り合った万里達から、逆に謙介は雪子を紹介され、その美貌に驚いて事態は一変、今度は謙介が雪子に求婚する仕儀となった。が、雪子にして見れば、謙介が踊子達と交際している事が面白くなかった。一方、次の公演の抜擢候補だった江美が稽古で足を痛めてしまい、彼女の友情とピアニスト杉原達の援助で万里の抜擢が決まった。万里と江美とが雪子を訪れ、謙介とは清い交際だったと語る熱意に動かされた雪子は、今迄の誤解をといた。万里の踊る舞台の客席に、謙介、雪子、孫一、晴江、江美などの姿があった。

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