愛情について

劇場公開日:

解説

製作の藤本真澄と監督の千葉泰樹は「ひまわり娘」のコンビ。脚本は「夫婦」の水木洋子と井手俊郎、撮影の三浦光雄と美術の芥川也寸志は「煙突の見える場所」のスタッフ。美術は「七色の街」の河東安英が受持っている。出演者は「風雲千両船」の山根寿子、「韋駄天記者」の二本柳寛、「現代処女」の杉葉子と村田知英子、「恋人のいる街」の、「抱擁(1953)」の小泉博と堺左千夫その他である。

1953年製作/96分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1953年5月14日

ストーリー

朝倉路子は信州の素封家佐久間家の長男に嫁いでいたが夫と死別、五歳の娘ヨシ子を連れて東京の実家へ帰って来た。兄達夫はラジオ商をやっていたが、妻和子との間に七歳の健一があり、母加代、マネキンをして働いている妹友子などと店のほか階下一室、二階二間の狭い家に住んでいた。そこへ路子たち母子が割込んで来たので、いとど狭くるしい家がごったがえすことになり路子は肩身のせまい思いをした。和子は未亡人の路子を一日も早く再婚させたいと、自分の兄の片山三平の持込んだ縁談にやっきとなった。しかしヨシ子の存在が再婚の障害にもなり、また佐久間家から後継ぎにとの再三の要請にもかかわらず、路子はどうしてもヨシ子を手離す気にはなれなかった。友子の紹介でマネキンになった路子は、友子の友人村瀬彰のその又友人広津亮介と知り合ったが、亮介は初婚で家庭の反対があるにもかかわらず、どうしても路子と結婚することを決意し、路子も亮介には心をひかれた。しかしこの場合やはり問題はヨシ子で、彼女を不幸にするならこの結婚をあきらめようとする。このとき和子がヨシ子を成人するまで育てようと申出て、路子はようやく亮介の熱意にこたえる決心をしたのだった。

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