サラリーマン喧嘩三代記

劇場公開日:

解説

製作は「浅草四人姉妹」の坂上静翁。「恋の応援団長」の井上梅次の監督作品で、「娘十九はまだ純情よ」の井出雅人が井上梅次と共同で、ユーモア作家佐々木邦の原作から脚本を書いている。撮影は「チョイト姐さん思い出柳」の鈴木博。出演者は、「明日は日曜日」の小川虎之助、「リンゴ園の少女」の片山明彦、「夕焼け富士」の藤田進、花井蘭子、柳家金語樓、三條利喜江、「若き日のあやまち」の左幸子、「激流(1952)」の若山セツ子及びその他の助演者たちである。

1952年製作/90分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1952年12月4日

ストーリー

立石鋭太郎の祖父は、時の大審院判事長を政党に媚び軍人を恐れるコンニャク野郎と罵倒して判事をやめた硬骨漢、父は地方の土木課長をしていた時、土木局長をワイロ肥りといって擲りつけて二十年間の職を棒に振った。以来正義感のため十二回も職を変わった快男子である。鋭太郎は学窓を出て東都電機の入社試験当日社長に喰ってかかったりしたが、かえってそこを見込まれ無事入社した。火事のあった夜、偶然隣家へ越していた社長一家と親しくなり、立石老人は社長と良い碁敵になった。先覚の祖父や父から辛抱が大切とはげまされて鋭太郎は毎日社へ通っていたが、立身出世に汲々としているキザな重松という社員は、鋭太郎が社長一家と親しいのを嫉妬して事ごとにデマをとばした。新しい人事移動が発表されたとき、重松を出し抜いて鋭太郎が社長秘書に抜てきされたことから、再び彼が社長令嬢をたぶらかしてその地位を手に入れたという重松のデマに遂に鋭太郎は堪りかね、辞表を叩きつけて憤然と家へ帰った。しかし母蔦子に慰められ、喧嘩三代のために苦労する彼女の苦しみを察して社長に辞表を返してもらいに出かけた。田中課長栄転の祝賀会で、社長自らの折り紙つきで、鋭太郎の復職が発表された。

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