殺人容疑者

劇場公開日:

解説

警視庁、国警本部、科学捜査研究所の後援で、電通DFプロが製作、新東宝が配給するもので、製作担当大條敬三、原案高峯秀雄、構成は警視庁刑事課科学研究所法医技官で、「東京のヒロイン」「青い指紋」などのシナリオを書いた長谷川公之が立て、船橋比呂志が脚本を書いている。監督は「蜘蛛の街」最近では「花荻先生と三太」の演出をした鈴木英夫が船橋比呂志の協力を得て当り「暴力の街」の植松永吉が撮影に当っている。ドキュメンタリイではないが、犯罪を科学的に分析、解剖する形式で出演者は全部劇壇人で、映画で見馴れた顔は、一人も出さず、リアルな街の人というつもりである。

1952年製作/80分/日本
劇場公開日:1952年8月21日

ストーリー

深夜の新宿で、吉川という男が殺された。警視庁捜査第一課が捜査に出動して事件を洗う。が、事件の重要な証人の飲み屋の女将がふたたび殺された。女将と関係があった某官庁の課長山田が調べられたが白であり、山田を恐喝している木村を洗ったが、これも一応白だった。そこで捜索は一時デッドロックにのりあげるが、山田が女将に買ってやった指環が紛失していることが判りその線を洗ってストリッパーのクール渡邊という女が浮んだ。クール渡邊は兼田という青年からその指環を貰ったといい、兼田は銀座の人群で捕えられたが黙秘権を使っている間に保釈された。保釈主は兼田の妹であったが、妹はクール渡邊から保釈金を出して貰ったという。そのうちに兼田が中山道で射殺死体になって発見された。そこで再びクール渡邊を追求した結果、殺された人々は山田も飲み屋の女将も、そして兼田も、みな木村の手下だったことが判明した。そして木村はクール渡邊をつれていち早く逃亡しようとしていたが、警視庁の活躍によって遂に一同逮捕された。

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