大空の誓い

劇場公開日:

解説

製作は高木次郎。脚本は「ごろつき船」の菊島隆三と宮田輝明の共同執筆。監督と撮影は「月よりの母」の阿部豊と三村明のコンビ。出演者は「めし」の上原謙、「ブンガワンソロ」の久慈あさみ、「この春初恋あり」の香川京子と小堀誠、フレーミングなど。

1952年製作/87分/日本
劇場公開日:1952年1月9日

ストーリー

アメリカの航空会社のパイロットのジェームスは、羽田へ着くと早速「鷹」の西田を訪ねた。二人は第二次大戦中空中戦で同じ孤島に不時着し、一緒に暮らすうちに無二の親友となって再会を誓った仲だった。ジェームスは自動車の故障で途中水澤眞知子と知り合い、彼女の口から西田の近況を知った。眞知子は西田がユスリ専門の赤新聞の編集長をしていると告げるが実は眞知子の父清太郎が生産妨害で日東造船ののっとりを策しているのと戦っているのだった。いさめても父がききいれてくれぬのに愛想をつかした眞知子は、ジェームスに自分が西田を愛していることを打ち明け、父の悪事の真相を新聞に発表してくれとたのむ。日東造船の公判が始まり、獄屋につながれた清太郎は、西田に眞知子のことをそれとなく托し、ジェームスは欧州ラインに転勤の命を受けて、彼との間の大空の誓いをくりかえし、西田と眞知子との幸福を祈る旨書きのこして、大空の彼方へと去って行ったのだった。

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