竜巻小僧

劇場公開日:

解説

「疾風小僧」につづく和田浩治の小僧シリーズ第三作。松浦健郎の原作を、原作者自身と中西隆三が脚色し、「疾風小僧」の西河克己が監督した。撮影は「やくざ先生」の藤岡粂信。

1960年製作/85分/日本
配給:日活
劇場公開日:1960年11月1日

ストーリー

竜巻小僧トミイは、兵庫県の有馬温泉にやってきた。温泉祭の雑踏で、コーモリ傘を片手にリックを背負った奇妙な男と出会った。この男はヒゲの七条と名のり、須磨沖に二億円の金塊が眠っているが、引揚げ作業の相棒にならぬかとつきまとうのだ。青年団のジャズ祭で、与太者にヤジられて困っていたバンドの連中を救ったトミイの腕にほれこんだからだ。このバンドで唄っていたのが英子といって、父はサルベージ船の船長で二年前船もろとも行方不明になり、兄の五郎もグレて家をとび出し、今では母と二人暮しだという。翌日、トミイは神戸に兄をさがしに行く英子と一緒になった。ヒゲの七条も一緒について行った。キャバレー「黒い城」の前にきたトミイは友人のバンドが出演しているので中に入った。そこで、英子は父の乗っていた船の舵輪を発見し、それがもとでこのキャバレーの経営者が二年前まで海運業をしていたことを嗅ぎつけた。トミイは社長の森下らを脅したが、簡単に尻尾は出さなかった。警察が調査に協力した。トミイは森下のやとう殺し屋ジョージに待伏せをくった。ジョージは「五郎は俺が殺した」と言った。幹部の古川、柴田は森下を地下室に閉じこめ殺そうとした。ジョージがそれをさえぎった。トミイと七条が現われ、拳銃戦となった。警官の手入れで一網打尽となった。一人逃げたジョージは英子とバッタリ会った。ジョージは英子の兄五郎だった。二人にコッソリ別れをつげたトミイは、東京に帰って行った。

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