少年漂流記

劇場公開日:

解説

ジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』から「特ダネ三十時間 白昼の脅迫 女の牙」の森田新が脚本を書き、「悪魔の札束」の関川秀雄が監督した。撮影も「悪魔の札束」の仲沢半次郎が担当した。

1960年製作/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年7月26日

ストーリー

◇第一部 高校最後の夏休みを過ごすため、片倉少年の父親である海洋学者片倉博士とともに、十五人の少年が海流調査船海神丸に乗り組んだ。が、八丈島で博士をはじめ大人たちが下船している夜の間に、海神丸は洋上に漂流しはじめた。明け方となり、事態に気づいた永峰少年がエンジンを始動させたが、エンジンは間もなく故障してしまった。内地では十五少年漂流の報に捜索がはじまった。しかし、少年たちの船は発見されなかった。榎本少年が修理する通信機の故障も直らなかった。少年たちは力を合せて嵐をのり切り、水の欠乏に耐えた。船の漂流が、片倉少年の弟芳夫のいたずらで起こったこともわかった。南海の孤島で一同は五十年前漂着したフランス人が住んだらしい洞窟をみつけた。再び嵐がやってきて、海神丸は沈んでしまった。 ◇第二部 孤島での少年たちの生活がはじまった。志賀少年たちは魚をとり、北岡少年たちは銃で獣をとり、青井少年はコックとして働いた。島の所在をたしかめるため大きなタコが作られ、少年の一人が乗って、あたりを偵察することになったが、この計画は失敗した。片倉少年たちに反抗する上坂少年や鈴木、福田少年らは、洞窟を出ていった。ある日、ジャングルの中で、外国人ギャングのジョージ一味にさらわれていた日本人の女晴子が助けられた。再びタコを上げて、今度は偵察に成功した片倉の作戦で、少年たちは外国人の一味に捕えられていた上坂少年たちを救った。そしてジョージ一味は底なし沼におちて死んだ。折から通りかかった商船によって、十五少年たちは漂流以来五十日目で無事救助された。この冒険で、彼等は勇気と団結ということを学んだ。

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