特捜班5号

劇場公開日:

解説

「香港秘令0号」の秋元隆太の脚本を、新人第一回の野村孝が監督した、特捜班員の活躍を描くアクション・ドラマ。「打倒(ノック・ダウン)」の藤岡粂信が撮影した。

1960年製作/49分/日本
原題:Jungle Block
配給:日活
劇場公開日:1960年5月11日

ストーリー

六千万円を強奪した四人の銀行ギャングが車で逃走中、電事と衝突し全員死亡した。ところが、肝心の六千万円がどこかへ消えてしまったのだ。紙幣は通し番号の一万円札で、使えばすぐ足のつく札束だ。捜査線上に義足の男が浮んだが、居所も正体も不明だった。--横浜のキャバレー“ブルーバード”、青木と名のる船員風の男が支配人浜碕、子分の神田、岡島と相対していた。青木は、浜崎が例の六千万円の半金を義足の男から六百万円で引取り、殺し屋をつけさせたが、かえって義足の男に殺されたことを知っていた。儲けを半分くれるのなら義足の男を連れてくる、と青木は言った。彼は、捜しにいった波止場で、同じ目的をもつ勢子という女と知り合った。彼女は浜崎の情婦だった。勢子は、ビッコにはアル中のボクサーくずれの相棒がいるという。青木は偶然のことから、その男三村を見つけ、ビッコの男下河原の隠れ家を白状させた。浜崎らと青木がそこへ駈けつけた時、すでに下河原は死体となっていた。浜崎は勢子から新しい売り手が現われたと言われた。翌日、青木と神田が浜崎の指令で、灯台の岩壁で相手を待っていた。二人は銃弾に狙われたが、射ち倒した相手を見ると勢子と岡島だった。「岡島を抱きこんだ勢子が俺たちをバラし、最後には浜崎をバラすつもりだったんだ。下河原をやったのも勢子だろう」と青木は言った。勢子が経営する花屋の植木鉢から、下河原に渡った六百万円と、残りの三千万円が出て来た。三千万円を持って帰った二人を見ると、浜崎は地下銀行の取引に行こうと言った。三人はある洋館に着いた。いつのまにか、邸は武装警官に囲まれていた。青木は浜崎らを警察に引き渡した。彼は特捜班5号だったのである。

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