浪曲国定忠治 赤城の子守唄 血煙り信州路

劇場公開日:

解説

松原佳成・冬島泰三の脚本を、久方ぶりに冬島泰三が監督したおなじみ忠治もの。撮影は「まぼろし峠」の土屋俊忠。

1960年製作/日本
配給:第二東映
劇場公開日:1960年4月5日

ストーリー

*赤城の子守唄--国定忠治は、上州百ヵ村の村民が凶作にあえぐのをよそに暴政をつづける代官を、斬った。そして、忠治は乾分板割の浅太郎らとともに、赤城の山にたてこもった。お上の威光をかさに、山狩りをつづける関八州の総捕物陣。目あかし三室の勘助を叔父にもつ浅太郎は、かわいい乾分をかたぎに戻そうとする忠治の真意を解せず、身のあかしをたてようと勘助を斬った。忠治は勘助の一子勘太郎を胸に抱きものいわぬ勘助に浅太郎をかたぎにすることを誓った。捕物陣の最後の山攻めが始まった。“赤城の山も今夜かぎり--”ともに山を下る忠治と浅太郎。彼らを慕うお里、お林は消えゆくその姿をいつまでも見送っていた。*血煙り信州路--赤城の山を下った忠治は、きびしい御用聞きの目をくぐり信州路のとある宿場に姿を現わした。十数年前、若気のあやまちでお菊という女に生ませた娘お市がこの宿場の浅田屋に働いていると風のたよりに聞いたからだ。お市は美しく成長し、もと忠治の身内だった板前の巳之吉と世帯をもつのを楽しみに働いていた。忠治は幸福だったが、二足草鞋の悪貸元山形屋藤蔵の出現には怒った。貧しい百姓の娘をくいものにし、私腹をこやすやくざ稼業の風上にもおけない奴だ。我慢に我慢を重ねていたが、遂に血煙りあげて藤蔵を斬った。忠治は巳之吉にお市を頼むと言って、再び行方定めぬ兇状旅に出た。

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